イギリスETAの申請方法を記入例付きで解説

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イギリスETAの申請方法を記入例付きで解説

更新日 : 2025/10/31

イギリスETAは、イギリスへの短期滞在を希望する渡航者を対象に導入された電子渡航認証制度です。ETAは年齢を問わず、事前にオンラインでの申請が必須となります。また、イギリスでの乗り継ぎ(トランジット)の場合もETAが必要となるため、忘れずに手続きを行いましょう。本記事では、イギリスETAの申請方法を記入例付きで分かりやすくご紹介します。

イギリスETAについて

UK ETA(Electronic Travel Authorisation)とは、2025年に導入されたイギリス政府が管轄する電子渡航認証制度です。本制度は日本を含むETA対象国の市民が、観光や短期商用を目的として最大6か月間イギリスへ渡航する場合に必要となります。ETAは、年齢を問わず事前申請が義務付けられており、乳幼児を含む未成年者も対象です。未成年者の申請は、保護者が代理で手続きを行ってください。 ETA申請は、イギリス政府の公式ウェブサイトまたはアプリ(UK ETA)から手続きできます。申請には期限が有効なパスポート、メールアドレス、クレジットカード、申請手数料(16ポンド)が必要となるため事前にご準備ください。また、アプリはApp StoreまたはGoogle playからダウンロード可能です。申請は全て英語での入力が求められるため、住所や連絡先などはあらかじめ英語で控えておき、パソコンやスマートフォンで申請を開始しましょう。

ETA申請に必要なもの

ETA申請には下記の4点をご用意ください。
  • 期限が有効なパスポート(顔写真ページの画像データが必要となります)
  • パスポート写真とは異なる顔写真データ(9歳以下の子どもは不要)
  • メールアドレス
  • 決済用のクレジットカード
ETA申請には、パスポート、顔写真のデータ、メールアドレス、クレジットカードが必要です。申請料金のお支払いには、VISA、Master Card、JCB、Diners、American Expressの各種クレジットカードがご利用いただけます。なお、申請者ご本人とクレジットカードの名義人が異なる場合でも、審査に影響はありません。

顔写真の条件

顔写真は、過去3か月以内に撮影された画像をご用意ください。ただし、9歳以下のお子さまは提出不要です。アップロードが可能な画像のファイル形式はjpgまたはjpegに限られ、加工やフィルターを施していないもののみ有効となります。なお、パスポートに記載されている顔写真と同一の画像は使用できません。

ETA申請の手順

ETA申請は、全てローマ字(英語)でご入力ください。また、申請フォームの後半には2つの質問項目があり、いずれか1つでも「はい」に該当する方はETAを利用したイギリスへの渡航は認められません。審査結果は申請日から原則3営業日以内に通知されますが、審査状況や追加書類の提出が必要となった場合にはさらに時間を要する場合があります。そのため、渡航が決まり次第、余裕を持って申請することをお勧めします。

1. 申請をはじめる

ETA申請をはじめる」をクリックし、ETA申請を開始しましょう。

2. パスポートのアップロード

パスポートの顔写真ページの画像をアップロードしてください。 有効な画像のファイル形式はjpg、jpegに限られ、サイズは10MB以下のものをご使用ください。また、パスポート下部にあるMRZコードを含む全体が映っている必要があります。画像の向きは、縦、横どちらの向きでも問題ありません。

3. パスポート情報

姓/名はいずれもパスポートに記載されているとおり、ローマ字(大文字)でご入力ください。姓/名の入力順やスペルミスがあった場合、申請が却下されるため注意が必要です。日本発行のパスポート番号は、アルファベット字2文字+数字7桁の合計9桁です。パスポート番号を入力後は、「有効期間満了日」を選択してください。

4. 住所情報

現在お住いの住所をご入力ください。
日本国内の住所については、郵便番号を入力することで都道府県と市区町村が自動で反映されます。

5. 顔写真のアップロード

顔写真の画像データをアップロードしてください。 画像は肩から頭部までがはっきりと写っており、白背景で、カラー写真である必要があります。規定を満たしていない画像をアップロードした場合、申請が取り消されるためご注意ください。顔写真の条件や注意点については、こちらをご確認ください。

6. 申請者情報

メールアドレスや電話番号の入力間違いにご注意ください。
申請完了後は、当サイトより「申請受付通知」と「審査結果通知」をそれぞれメールにて送信いたします。なお、フリーメールをご利用の方は、迷惑メールフォルダに振り分けられる場合があります。
職業欄では、現在の職業を選択タブからお選びください。該当する職業がない方や、複数の職業に就いている方は「その他」を選択しましょう。職業欄の下部に「Other(その他)」が出てくるため、職業名をローマ字(半角)でご入力ください。
また、パスポート情報の国籍欄で選択した国以外の国籍を過去に保有していた方は、「他国籍の有無」で「はい」を選びましょう。「他国籍」の選択タブに国名が表示されますので、該当するものを選んでください。

7. 質問事項

2項目の質問には、「はい」または「いいえ」で回答してください。
質問事項でいずれか1つでも「はい」に該当する場合は、ETAを利用してのイギリス渡航は認められません。質問内容をよくご確認のうえ、正確にご回答ください。

8. 同意事項

「免責事項」および「利用規約」の内容をご確認のうえ、「同意する」にチェックを入れてください。

9. 入力内容の確認

「入力内容の確認」をクリックいただくと、申請内容が表示されます。特にパスポート情報に誤りがないかご確認ください。申請情報に誤りがあった場合は、各項目の右上に表示される「修正」ボタンから変更できます。変更が完了した後は、「入力内容を確認する」をクリックして、再度申請内容の確認画面へお進みください。 入力内容に不備がなければ、ページ下部の「申請料のお支払い」をクリックしてください。

10. 申請料のお支払い

ページ下部の「エラーメッセージの表示について」および「お支払い方法について」の内容をご確認のうえ、クレジットカード情報をご入力ください。「今すぐ支払う」ボタンをクリックした時点で、決済が実行されます。 申請料のお支払いには、VISA、Master Card、JCB、Diners、American Expressの各種クレジットカードをご利用いただけます。なお、申請者ご本人とクレジットカードの名義人が異なる場合でも、ETAの審査には影響ありません。申請料金は、イギリス内務省の申請料(16ポンド)と申請代行サービス料を含め、15,400円(税込)を頂戴いたします。

11. 申請完了

決済が完了しましたら、お客様の手続きは以上となります。

12. 申請受付通知

お支払い完了後、当サイトより「申請受付通知」をメールにて送信いたします。「申請受付通知」には申請者名・パスポート番号・生年月日が記載されていますので、お間違いがないか必ずご確認ください。ETAの審査には最大72時間かかる場合がありますので、結果の通知をお待ちください。

13. 審査結果通知

審査結果が確定次第、「審査結果通知」をメールにてお送りします。通常お申し込みから3日以内に送信いたしますが、審査状況によってはさらにお時間をいただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。

ETA申請のタイミングと有効期限について

ETAの審査結果は通常、申請から3日以内に通知されますが、申請内容や質問への回答によっては通知までに時間を要する場合があります。出発日までに承認済みのETAを取得できるよう、渡航が決まり次第できるだけ早めに申請してください。また、審査結果が確定した時点で、当サイトより「審査結果通知」をメールにて送信いたします。「審査結果通知」には審査結果・申請者名・ETA参照番号・有効期限などの重要情報が記載されています。入国時にETA参照番号の提示は求められませんが、渡航認証許可通知が必要となる場合があるため、画面の保存またはコピーを携帯しましょう。 ETAの有効期間は取得日から2年間とし、この期間内であれば複数回の渡航が可能です。ただし、パスポートの有効期限が2年未満の場合には、パスポートの有効期限をもってETAも失効となるためご注意ください。

ETA申請における住所の記載方法・表記例

ETA申請では、現在お住まいの住所を全てローマ字でご入力ください。

<神奈川県横浜市西区岡野1-2-3 ABCハイツ305号の住所例>

国:日本 → JAPAN
都道府県:神奈川県 → KANAGAWA
市区町村 丁番地:横浜市西区岡野1-2-3 → YOKOHAMASHI NISHIKU OKANO 1-2-3
建物名 部屋番号:ABCハイツ 305号 → ABC HEIGHTS 305

ETA申請状況と審査結果の確認方法

当サイトよりETAを申請いただいた方に限り、お申し込み後に申請状況および審査結果をご確認いただけます。「ETA申請状況の確認フォーム」にて、お名前、生年月日、申請ID(33桁の英数字)をご入力のうえ、「申請状況確認」をクリックしてください。 申請IDは、お申し込み完了後に当サイトより送信される「申請受付通知」に記載されています。また、申請IDは審査結果が通知されるまで必要となるため、申請後は「申請受付通知」を大切に保存してください。なお、個人情報保護の観点から、申請状況の確認は申請日から90日以内とさせていただきます。

審査結果までの待ち時間

ETA申請完了後は、自動的に審査へ進みます。審査には最大で3日間かかる場合があるため、数時間が経っても申請状況に変更がない場合は、翌日以降にあらためてご確認ください。 審査結果は、「渡航認証許可」または「渡航認証拒否」のいずれかとなります。渡航認証が許可された場合、ETAの申請は完了となります。「審査結果通知」に記載されたETA認証情報は、渡航時まで大切に保管しましょう。万が一、入力不備などにより「渡航認証拒否」となった場合は、ビザの取得をご検討ください。

ETA申請における注意点

イギリスとアイルランドは欧州地域に位置していますが、現時点でシェンゲン協定には加盟していません。また、シェンゲンビザ協定加盟国やETIAS(エティアス)申請の対象国にも該当しないため、イギリスおよび北アイルランドへの渡航にはETAの取得が必要です。なお、シェンゲン加盟国間を移動する場合でも、国境ごとに入国審査が求められます。

ETA申請に関するQ&A

Q1. ETAとビザの違いを教えてください

ETAは、6か月以内の観光や商用を目的としてイギリスへの渡航を希望する外国人を対象とした「電子渡航認証」です。一方、イギリスビザは、就労などを目的として長期にわたりイギリスに滞在する方を対象とした入国制度となります。渡航の目的や滞在期間に応じて、イギリス渡航前には必ずETAまたはビザのいずれかを取得してください。なお、ETAはイギリスへの入国を保証する制度ではありません。最終的な入国可否に関する判断は、入国審査官に委ねられます。

Q2. ETAに有効期限はありますか?

ETAの有効期限は、取得日から2年間となります。ただし、パスポートの有効期限が2年未満の場合は、パスポートの有効期限をもってETAも失効します。そのため、ETAを申請する際は、あらかじめパスポートの有効期限を確認しておきましょう。

Q3. ETAの申請状況を確認する方法はありますか?

当サイトでETAをお申し込みいただいた方に限り、ETAの申請状況および申請内容をご確認いただけます。申請状況は、TOPページ上部の「ETA申請内容確認」にて、お名前、生年月日、申請IDを入力し、「申請状況確認」をクリックしてください。なお、申請IDはお申し込み完了時に当サイトより送信される「申請受付通知」に記載されています。

Q4.イギリスで乗り換えをして他国へ向かう場合もETAは必要ですか?

ユーロスター(ヨーロッパ大陸とイギリスを結ぶ高速鉄道)や船舶を利用して陸路でイギリスへ入国し、乗り継ぎ(トランジット)を行う場合にはETAの申請が必要です。また、飛行機でイギリスに入国し、トランジットエリア外での宿泊や他の空港への移動を伴う場合にもETAの申請が必要となります。

Q5.幼児や未成年者もETAが必要でしょうか?

ETAは、年齢を問わず申請が必要です。乳幼児や未成年者も対象となるため、保護者が代理で申請手続きを行ってください。なお、未成年者が単独でイギリスへ渡航する場合は、保護者が作成した渡航同意書の携行が必要となります。