2025年1月よりイギリスへの入国に
電子渡航認証ETAの申請が必要となりました
ETAとは、短期のイギリス渡航に必要となる電子渡航認証制度です。正式名称は“Electronic Travel Authorisation”と表記し、イギリス内務省の管轄により2025年1月8日から正式に運用を開始しました。日本を含むビザ免除プログラム(VWP:Visa Waiver program)参加国の市民を対象とした電子渡航認証で、すでに運用中のアメリカESTA(エスタ)やカナダeTAと同様の制度です。観光や出張を目的に6か月以内のイギリス滞在を希望する方はオンラインでのETA申請が必須となり、事前に「渡航認証許可」を取得する必要があります。申請には期限が有効なパスポート、メールアドレス、クレジットカードが必要です。乳幼児を含む未成年も申請対象となるため、保護者が代理で手続きを行ってください。
ETAはイギリスでの滞在を希望する渡航者に対し審査を行い、登録情報や犯罪歴など複数の質問により入国可否を事前に判断します。申請時に登録したパスポート情報はイギリス国内の警察や国家機関にて照合が行われ、過去に重大な前科がある方は「渡航認証拒否」となる事が予想されます。
また、イギリスを除くEU諸国への渡航に必要となるETIAS(エティアス)は、2026年から導入が予定されています。ETIASに関する詳細はこちらをご確認ください。
ETAの申請手順
STEP 1
必要事項を入力
免責事項と利用規約に同意し、ETA申請書に必要事項を入力してください。イギリス渡航の際は年齢を問わずETAの申請が必要です。
STEP 2
申請料お支払い
申請書の入力内容を確認したあと、お支払いページに遷移します。クレジットカード情報を入力し、決済手続きを行ってください。
STEP 3
審査を開始
お支払い完了後に「申請受付通知」が届きます。ETAの審査には最長72時間かかりますので、結果が通知されるまでお待ちください。
STEP 4
審査結果の通知
審査結果をメールで報告します。「渡航認証許可」の通知をもってETAの申請は完了です。認証情報は渡航まで保存してください。
イギリス渡航に
必要なETAとは
ETA(Electronic Travel Authorisation)とは、2025年1月8日より施行されたイギリス入国に必要な「事前渡航認証システム」です。日本を含むビザ免除プログラム(VWP:Visa Waiver program)参加国の市民を対象とし、観光や出張で6か月以内のイギリス滞在を希望する方はオンラインでの事前申請が必須となりました。乳幼児を含む未成年者もETAの取得が求められるため、子どもの申請は保護者が代理で行ってください。
イギリスETAは、すでに運用中のアメリカESTA(エスタ)やカナダeTA(イータ)と同様の制度です。イギリス入国を希望するVWP参加国の市民に対し審査を行い、個人情報やオーバーステイの有無など複数の質問によって総合的に判断します。ETA申請時に登録したパスポート情報はイギリス国内の警察や国家機関にて照合が行われ、過去に重大な前科がある方は「渡航認証拒否」となる事が予想されます。
また、イギリスを除くEU諸国への渡航に必要となるETIAS(エティアス)は、2026年からの導入が予定されています。ETIASに関する詳細はこちらをご確認ください。
イギリスETAの
基本情報
ETA(イータ)はイギリスへ渡航する際に必要な電子渡航認証です。6か月以内の観光・商用・留学を目的として入国する場合は、オンラインでの事前申請が必須となります。申請者は登録フォームにパスポート情報や連絡先などを入力し、適格性の質問(犯罪歴、過去のオーバーステイ有無)について回答しましょう。申請時にはパスポート、メールアドレス、クレジットカードが必要なため予めご用意ください。
ETAは取得から2年間有効で、期限内は何度でもイギリスへの渡航が認められます。ただし、パスポートの有効期限が2年以内の方は、同日にETAも失効となるため注意が必要です。パスポートの有効期限が迫っている方は、更新後に申請手続きを行いましょう。
審査で承認された方は、メールで「渡航認証許可」の通知が届きます。審査結果は申請当日から3営業日以内に通知されますが、申請内容により追加書類の提出が求められるケースもあります。該当の際は審査に最大30日間かかる場合もあるため、渡航が決まった段階で申請手続きを行いましょう。
ETA申請が必要な渡航者
観光や出張でイギリスへ渡航する日本国籍者は、入国の際にETA申請が必須となりました。ETAによるイギリスでの滞在可能期間は最長6か月で、3か月間有効なCreative Worker visa concession(特定の創作活動に従事する方に向けたビザ)を利用する方もETAの申請が必要です。また、イギリス国内で乗り継ぎを行う場合は、以下の条件により申請の必須義務が異なります。
空路(Airside)で乗り継ぎを行う場合:原則として不要
空港のトランジットエリアから移動せず、イギリスで入国審査を行わない方に限りETAの申請は不要です。トランジットエリア外で宿泊する際や、乗り継ぎのために他の空港へ移動する場合はETA申請を行う必要があります。
陸路(Landside)での通過と乗り継ぎを行う場合:原則として必要
ユーロスター(ヨーロッパ大陸とを結ぶ高速鉄道)や船舶で渡航し、イギリスにて入国審査を行う方はETAの申請が必要です。

イギリスおよび北アイルランドへの渡航について
北アイルランド(イギリス)とアイルランド島のアイルランドは欧州地域に位置していますが、現時点でシェンゲン協定に加盟していません。シェンゲンビザやETIAS(エティアス)申請の加盟国にも該当しないため、イギリスおよび北アイルランドへ渡航する際は個別にETAの取得が必要です。また、シェンゲン加盟国を往来する際は、各国境にて入国審査が求められます。ヨーロッパへ渡航する際は、事前に該当国の大使館ウェブサイトで入国審査の詳細を確認しましょう。
空路にてイギリスおよび北アイルランドへ渡航する際は、以下の国際空港をご利用ください。
United Kingdom / イギリス
- London Heathrow Airport / ロンドン・ヒースロー空港
- London Gatwick Airport / ロンドン・ガトウィック空港
- Birmingham Airport / バーミンガム国際空港
- Manchester Airport / マンチェスター空港
- Belfast International Airport / ベルファスト国際空港
- Edinburgh Airport / エディンバラ空港
- Glasgow International Airport / グラスゴー国際空港
- Cardiff Airport / カーディフ国際空港
- Isle of Man Airport / マン島空港
Ireland / アイルランド
- Dublin Airport / ダブリン空港
- Shannon Airport / シャノン空港
ETA申請に必要なもの
- パスポート(アップロード用の画像データ)
- 決済用のクレジットカード(Visa、Master Card、JCB、American Express、Diners Club)
- メールアドレス
- 顔写真(9歳以下の子どもは不要)
公式サイトから申請する際は、事前に顔写真のデータを用意しましょう。また、アプリで申請する場合は、申請時の撮影が可能です。
顔写真の条件について
- 3か月以内に撮影した、パスポートの写真と異なるもの
- 縦向きのjpgまたはjpegデータで、加工やフィルターを施していないもの
ETA申請対象国
Asia / アジア
- Korea / 韓国
- Singapore / シンガポール
- Taiwan / 台湾
- Japan / 日本
- Brunei Darussalam / ブルネイ・ダルサラーム国
- Hong Kong / 香港
- China P.R.(Macao) / 中国(マカオ)
- Malaysia / マレーシア
- Maldives / モルディブ
North America / 北米
- United States of America / アメリカ合衆国
Latin America / 中南米
- Argentina / アルゼンチン
- Antigua and Barbuda / アンティグア・バーブーダ
- Uruguay / ウルグアイ
- Guyana / ガイアナ
- Guatemala / グアテマラ
- Grenada / グレナダ
- Costa Rica / コスタリカ
- Saint Kitts and Nevis / セントクリストファー・ネービス
- Saint Lucia / セントルシア
- Chile / チリ
- Trinidad and Tobago / トリニダード・トバゴ
- Nicaragua / ニカラグア
- Panama / パナマ
- Bahamas / バハマ
- Paraguay / パラグアイ
- Barbados / バルバドス
- Brazil / ブラジル
- Belize / ベリーズ
- Peru / ペルー
- Mexico / メキシコ
- Saint Vincent and the Grenadines / セントビンセント及びグレナディーン諸島
Oceania Relations / 大洋州
- Australia / オーストラリア連邦
- Kiribati / キリバス
- Samoa / サモア
- Solomon Islands / ソロモン諸島
- Tuvalu / ツバル
- Tonga / トンガ
- Nauru / ナウル
- New Zealand / ニュージーランド
- Palau / パラオ
- Marshall Islands / マーシャル諸島
- Micronesia / ミクロネシア連邦
- Independent State of Papua New Guinea / パプアニューギニア
Europe / 欧州
- Iceland / アイスランド
- Andorra / アンドラ
- Italy / イタリア
- Estonia / エストニア
- Austria / オーストリア
- Netherlands / オランダ
- Cyprus / キプロス
- Greece / ギリシャ
- Croatia / クロアチア共和国
- San Marino / サン・マリノ
- Switzerland / スイス
- Sweden / スウェーデン
- Spain / スペイン
- Slovakia / スロバキア
- Slovenia / スロベニア
- Czech Republic / チェコ
- Denmark / デンマーク
- Germany / ドイツ
- Norway / ノルウェー
- Holy See / 教皇聖座(バチカン)
- Hungary / ハンガリー
- Finland / フィンランド
- France / フランス
- Bulgaria / ブルガリア
- Belgium / ベルギー
- Poland / ポーランド
- Portugal / ポルトガル
- Malta / マルタ
- Monaco / モナコ
- Latvia / ラトビア
- Lithuania / リトアニア
- Liechtenstein / リヒテンシュタイン
- Romania / ルーマニア
- Luxembourg / ルクセンブルク
Middle East / 中東
- United Arab Emirates / アラブ首長国連邦
- Israel / イスラエル
- Oman / オマーン
- Qatar / カタール
- Kuwait / クウェート
- Saudi Arabia / サウジアラビア王国
- Bahrain / バーレーン
Africa / アフリカ
- Seychelles / セーシェル
- Botswana / ボツワナ
- Mauritius / モーリシャス
国籍や渡航目的により滞在可能日数が異なる場合があるため、渡航する際はイギリス政府のETA公式サイトをご確認ください。
ETAに関するよくある質問
ETAは、2025年1月8日よりVWP(ビザ免除プログラム)参加国の市民を対象に施行されました。観光や出張で6か月以内のイギリス滞在を希望する日本国籍者は、オンラインでの事前申請が必須となっています。
ETAは取得日から2年間有効です。期限内は何度でもイギリスへの渡航が認められますが、パスポートの有効期限が2年以内の方は同日にETAも失効となるためご注意ください。パスポートの有効期限が迫っている方は、更新後のETA申請をお勧めします。
審査結果は申請から3営業日以内に通知されるため、イギリス内務省では早めの申請を推奨しています。また、申請内容により追加書類の提出が求められるケースもあるため、イギリスへの渡航が決まった段階で手続きを行いましょう。
ETAを取得してのイギリス滞在可能期間は、原則として最長6か月となります。また、最長3か月間の滞在が認められるCreative Worker visa concession(アーティストなど特定の創作活動を行う渡航者に向けたビザ)を利用する方もETAの申請が必要です。
乳幼児を含む未成年者もイギリス渡航の際はETAの取得が求められるため、子どもの申請は保護者が代理で行ってください。また、9歳以下の児童に限り顔写真のアップロードは不要です。
慣例として申請日から3日以内に取得できますが、質問への回答により追加書類の提出が求められる場合もあります。該当の際は審査に1か月ほどかかる事が予想されるため、渡航が決まった段階で申請手続きを行いましょう。
日本国籍者が観光や短期商用を目的としてイギリスへ渡航する際は、電子渡航認証ETAの取得が義務付けられました。申請から結果の通知まで、最長72時間を要するため早めにお手続きください。また、入国時にETA申請番号の提示は求められませんが、イギリス内務省は渡航認証許可通知の画面保存またはコピーの携行を推奨しています。