ETIAS(エティアス)の申請方法
ETIAS(エティアス)申請の際に想定される入力項目や質問事項などについて紹介します。申請はオンラインで行い、年齢を問わず全ての渡航者が取得する必要があります。
ETIASの申請方法ETIAS(エティアス)申請対象の国
ETIAS(エティアス)はどの国へ渡航する際に取得していなければいけないのでしょうか?ヨーロッパ渡航でETIAS申請が必要となる27の対象国について解説します。
ETIAS申請対象の国ヨーロッパを、
もっと身近に。
2025年よりEUへの渡航には
ETIAS(エティアス)が必要に
なります。
ETIAS(エティアス)とは新たにEU諸国へ入国する際に必要となる「事前渡航認証システム」です。
ETIAS(エティアス)申請の正式名称は"European Travel Information and Authorisation System"と表記します。日本語では「欧州渡航情報認証制度」と訳され、一般的なEU諸国への旅行に際し簡単な手続きでビザが不要になる便利な渡航認証です。すでにアメリカで運用中のESTA(エスタ)や、カナダのeTA(イータ)と同じくヨーロッパでも導入されることになりました。なお、ETIAS(エティアス)は2025年からの導入を予定しています。
ETIAS(エティアス)はEU諸国(ETIAS加盟国)への入国を希望する国外の申請者に対し審査を行い、渡航者が安全で入国に相応しい人物かをデータ照合と質問により判断する制度です。氏名や国籍などの基本情報に加え、犯罪歴や紛争地域などへの渡航歴も審査規定に含まれます。EU諸国への入国に必要なビザを取得していない方は、渡航前にETIAS(エティアス)申請が必須となります。ETIAS(エティアス)申請時に登録したパスポート情報は欧州警察機構(ユーロポール)などの国家機関に提供され、厳密な照合と適切な審査が行われます。
2025年より以下の29か国へ渡航をする際はETIAS(エティアス)が必要となります。
ETIAS(エティアス)はビザを取得することなくヨーロッパの対象国に渡航できる認証制度です。利用目的は一般的な観光か短期ビジネス、または対象国での乗り換えに限定されます。
航空機、船舶、陸路などで搭乗・移動する前にETIAS(エティアス)申請の有効性が確認されるため、ETIAS(エティアス)申請が承認されていない場合、旅行者は飛行機、船舶、バスなどに搭乗することはできません。第三国へ向かうために下記29か国にてトランジット(乗り継ぎ)する場合においてもETIAS(エティアス)申請が必要となります。
アイスランド、 イタリア、 エストニア、 オーストリア、 オランダ、 ギリシャ、 スイス、 スウェーデン、 スペイン、 スロバキア、 スロベニア、 チェコ、 デンマーク、 ドイツ、 ノルウェー、 ハンガリー、 フィンランド、 フランス、 ベルギー、 ポーランド、 ポルトガル、 マルタ、 ラトビア、 リトアニア、 ルクセンブルク、 リヒテンシュタイン、 クロアチア、ブルガリア、ルーマニア
ETIAS(エティアス)申請が必要な国については「ETIAS(エティアス)申請対象の国」をご確認ください。
ETIAS(エティアス)申請や導入背景については「ETIAS(エティアス)申請とは?ヨーロッパ渡航に必要な電子渡航認証システム」をご確認ください。
※シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請対象国は変更となる場合があります。2024年3月31日よりシェンゲン協定加盟国にブルガリアとルーマニアの追加が予定されており、ETIAS(エティアス)導入後は渡航の際に申請が必要となる見込みです。
※アイルランドおよびイギリスはシェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の対象外となるため、ETIAS(エティアス)の申請は不要です。
更新日 : 2024年11月1日
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更新日 : 2024年10月23日
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更新日 : 2024年10月1日
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更新日 : 2024年10月1日
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Lichtenstein リヒテンシュタインには空港が無いため、隣国からバスなどの手段を推奨しております。その場合もETIAS(エティアス)が必要となります。
2024年現在、イギリスとアイルランドの2か国は欧州地域に所在するものの、EU加盟国とは異なる立場を表明しております。シェンゲン協定に関しても一部のみの締結となっており、基本的に渡航の際はシェンゲンビザやETIAS(エティアス)申請の加盟国に該当しません。よって、イギリスおよびアイルランドへの渡航を希望される方はシェンゲンビザではなく、個別に当該のビザを取得する必要があり、それぞれの国へ往来する際には国境での入国審査を受ける必要があります。イギリスおよびアイルランドへの渡航を希望される方は一般的な観光旅行であってもシェンゲンビザではなく個別のビザが必要となりますので、大使館や領事館のウェブサイトにてビザ申請方法をご確認ください。
なお、イギリスおよびアイルランドへの渡航の際は、以下の国際空港の利用が可能です。
United Kingdom / イギリス
Ireland / アイルランド
ETIAS(エティアス)申請の際に想定される入力項目や質問事項などについて紹介します。申請はオンラインで行い、年齢を問わず全ての渡航者が取得する必要があります。
ETIASの申請方法ETIAS(エティアス)はどの国へ渡航する際に取得していなければいけないのでしょうか?ヨーロッパ渡航でETIAS申請が必要となる27の対象国について解説します。
ETIAS申請対象の国
シェンゲンビザとはシェンゲン協定加盟国27か国において観光やビジネスを目的に90日以内の短期滞在で入国する際に必要となるビザです。ETIAS(エティアス)は今後ヨーロッパで導入される電子渡航認証制度を指します。現在、日本を含むビザ免除の対象となる国民はシェンゲンビザを取得する必要はなく、パスポートのみでシェンゲン協定加盟国への渡航が認められています。ただし、ETIAS(エティアス)導入後はパスポートのみでの渡航は許可されず、渡航前にオンラインにてETIAS(エティアス)を申請し渡航許可を取得する必要があります。シェンゲンビザに関する詳しい内容はシェンゲンビザ(短期訪問ビザ)とは?をご確認ください。
<シェンゲンビザとETIAS(エティアス)の主な違い>
シェンゲンビザ | ETIAS | |
有効期限 | 6か月 | 3年間 |
申請方法 | 大使館での申請・面接が必要 | オンラインにて申請が可能 |
取得までの期間 | 約2~4週間 | 即日~4週間 |
ETIAS(エティアス)の導入時期は2021年を予定していましたが、2025年に延期となりました。
ETIAS(エティアス)はヨーロッパ圏内における入国管理の強化を目的として導入される渡航認証制度です。渡航前の申請により安全保障上において脅威をもたらす人物を特定することが可能となり、圏内の安全、不法移民の抑止などを目的として調整と準備が進められています。また、ETIAS(エティアス)導入後は事前に渡航者の情報が通知されることから現地での入国審査がスムーズになり、空港での混雑緩和や審査の時間短縮に繋がると期待されています。ETIAS(エティアス)申請に関する詳しい内容はETIAS(エティアス)申請とはをご確認ください。
ETIAS(エティアス)の有効期限は取得日から3年間となります。ただし、ETIAS(エティアス)申請の際に使用したパスポートの有効期限が3年以内に失効となる方は、パスポートの有効期限日と同日にETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。ETIAS(エティアス)の有効期間内であれば一度の渡航につき最長90日間の滞在が認められます。なお、ETIAS(エティアス)は年齢を問わず申請が必要となります。未成年者であってもETIAS(エティアス)申請は必須となりますので、家族旅行の際はお子さまの申請手続きも忘れずにお願いします。
ETIAS(エティアス)はオンラインにて申請が可能です。申請の際は期限が有効なパスポートとクレジットカードをご用意ください。クレジットカードはご本人名義のものでなくても構いません。ETIAS(エティアス)は申請フォームに必要事項を英語(ローマ字)にて入力する必要があります。現段階で想定される主な入力事項は以下の通りです。
上記に加え過去の犯罪歴や渡航履歴など、入国の適性を判断するため幾つかの質問に回答する必要があります。
ETIAS(エティアス)は申請から審査結果が通知されるまで最大4週間程かかる場合があります。ヨーロッパへの渡航が決まった段階でETIAS(エティアス)申請を行うことを推奨します。ETIAS(エティアス)の申請方法に関する詳しい内容はこちらをご確認ください。
ETIAS(エティアス)導入後は以下の国と地域のパスポート保有者が申請の対象となります。
日本、韓国、イギリス、アルバニア、アンティグアバーブーダ、アルゼンチン、オーストラリア、バハマ、バルバドス、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブラジル、ブルネイ、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ、エルサルバドル、ジョージア、グレナダ、グアテマラ、ホンジュラス、香港、イスラエル、キリバス、マカオ、マレーシア、マーシャル諸島、モーリシャス、メキシコ、ミクロネシア、モルドバ共和国、モンテネグロ、ナウル、ニュージーランド、ニカラグア、北マケドニア、パラオ、パナマ、パラグアイ、ペルー、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島、サモア、セルビア、セイシェル、シンガポール、ソロモン諸島、台湾、東ティモール、トンガ、トリニダード・トバゴ、ツバル、ウクライナ、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国、ウルグアイ、バヌアツ、ベネズエラ
※対象国は随時更新や変更となる場合があります。
ETIAS(エティアス)を取得した方はシェンゲン協定加盟国へ訪問する際、一度の渡航につき最長90日間の滞在が可能です。シェンゲン協定とは加盟している国家間において出入国審査なしで越境を認める制度で、現在はドイツ、フランス、イタリアなどヨーロッパ主要国を含む27か国が加盟しています。ETIAS(エティアス)の有効期間内であれば半年(180日)のうち、90日以上シェンゲン圏内に滞在していない事を条件に複数回の渡航が認められます。90日以上の長期滞在や頻繁にヨーロッパへ渡航する方はビザ取得をご検討ください。なお、滞在可能な期間に関する詳細はシェンゲンビザ(短期訪問ビザ)とは?をご確認ください。