目次
- スウェーデン渡航のためのETIAS(エティアス)について
- スウェーデン渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
- スウェーデン渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
- 政府公式および大使館サイト
- 現在の渡航状況
- 入国に関する最新情報
- スウェーデンの観光情報
スウェーデン渡航のためのETIAS(エティアス)について
ETIAS(エティアス)はシェンゲン協定加盟国へ渡航する際に必要となる「電子渡航認証制度」です。2025年の導入が予定されており、スウェーデンを含むシェンゲン協定加盟国への渡航前にオンラインでの申請が必須となります。なお、2025年よりキプロスはシェンゲン協定への加盟が予定されており、ETIAS(エティアス)導入後は申請対象国となる見通しです。イギリスとアイルランドはシェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の対象外のため、申請は不要となることが予想されます。
また、ETIAS(エティアス)の有効期間は3年間です。パスポートの有効期限が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
ETIAS(エティアス)を利用して渡航する際は最長90日間の滞在が認められますが、滞在目的は観光や短期商用、対象国での乗り継ぎに限られます。スウェーデンで留学や就労、ワーキングホリデーなどを目的に91日以上の滞在を希望する場合は、渡航前に「居住許可」の申請が必要となります。スウェーデンの居住許可申請に関する詳細は「スウェーデンのビザ申請方法」をご確認ください。
スウェーデン渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
ETIAS(エティアス)の申請には、期限が有効なパスポート、クレジットカード、メールアドレスが必要です。特に、パスポートは3か月~6か月以上の残存有効期間があるものが推奨されています。渡航前に有効期限を確認し、失効日が近い場合は忘れずに更新してください。
審査後に渡航認証が承認された場合は、ETIAS(エティアス)とパスポートを入国管理局に提示することでスウェーデンへの入国が可能です。なお申請後はパスポートに登録情報が紐づけられるため、パスポートの有効期限が切れた際は再申請を行う必要があります。
スウェーデン渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
ETIAS(エティアス)はオンラインでの手続きとなります。申請フォームは全て英語(ローマ字)での入力となり、申請者の個人情報(氏名、現住所、電話番号、メールアドレスなど)、パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限)、現在の就労先や在学先の登録が求められます。また、入国の適格性を判断するために渡航歴やオーバーステイの有無、過去の犯罪歴、伝染病や疾患の有無など質問事項への回答も予定されています。
申請の際には期限が有効なパスポートと申請料の決済に使用するクレジットカードをご用意ください。クレジットカードは申請者ご本人の名義でなくても審査に影響はありません。ETIAS(エティアス)は審査結果の通知までに最大30日ほどかかる場合がありますので、スウェーデンへの渡航が決定した段階での申請を推奨します。
申請方法に関する詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。
政府公式および大使館サイト
- スウェーデン政府公式サイトはこちら
- 在日スウェーデン大使館
所在地:東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル16階
電話番号:(03) 5562-5050
公式ウェブサイト:在日スウェーデン大使館
- 在スウェーデン日本国大使館
所在地:Gärdesgatan 10, 115 27 Stockholm, Sweden
電話番号:(46) 8-5793-5300
公式ウェブサイト:在スウェーデン日本国大使館
- スウェーデン政府観光局はこちら
現在の渡航状況
日本からスウェーデンへの渡航について
感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません
スウェーデン政府は新型コロナウイルスの防疫を目的として2020年3月よりEU加盟国、英国、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン、スイスを除き、外国籍者の入国を原則として禁止しました。入国制限は新型コロナウイルスワクチンの普及や変異ウイルスの発生に伴い緩和と強化を繰り返しましたが、感染状況の落ち着きを鑑みて2022年2月より大幅に緩和。欧州諸国から訪れる渡航者に対し、新型コロナウイルス防疫に関する入国制限を全て撤廃しました。さらに、日本など欧州諸国以外の国・地域を対象とする入国制限も同年4月1日より撤廃。必要不可欠な渡航を証明する文書や陰性証明書の提示が不要となりました。
欧州域外の国から入国する方へ(2022年4月2日更新)
2022年4月1日より、新型コロナウイルスに関連する入国制限は全て撤廃されました。現在は滞在目的を問わず入国が認められ、陰性証明書の提示も不要です。
ただし、海路で訪れる18歳以上の渡航者は乗船時に顔写真付き身分証明書(パスポートや運転免許証など)の提示が求められます。詳しくは船舶会社またはスウェーデン運輸局へお問い合わせください。
欧州域の国から入国する方へ(2022年2月11日更新)
EU / EEA加盟国から訪れる渡航者を対象とした入国制限は、2022年2月9日に撤廃されました。当該の渡航者は、国籍や渡航目的を問わず入国が認められ、EUデジタルCovid証明書(EU Digital Covid Certificate)等の提示も不要となります。
入国に関する制限措置は出発国や近隣国の感染状況により予告なく変更となる場合があります。渡航する際はスウェーデン国境警備隊やスウェーデン公衆衛生局のウェブサイトより最新情報をご確認ください。
スウェーデンから日本への渡航について
新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。スウェーデンを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳細は「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。
スウェーデンのビザ申請情報
日本国籍の方がスウェーデンへ渡航する際は原則としてビザの取得が免除されています。
ただし、ワーキングホリデー、留学、就労などを目的として滞在期間が91日以上となる場合は、渡航前に居住許可を申請し許可通知を取得する必要があります。
スウェーデンのビザ申請方法に関する詳細は「スウェーデンのビザ申請方法」をご確認ください。
入国に関する最新情報
新型コロナウイルスに関する制限措置を撤廃
2022年4月1日より、スウェーデン政府は新型コロナウイルスの感染防止を目的とした全ての制限措置を撤廃しました。同日より出発国を問わず入国が認められ、必要不可欠な渡航を証明する文書や陰性証明書の提示が不要となります。
また、飲食店などを利用する際のEUワクチンパスポートの提示や外出時のマスク着用も撤廃。ただし、社会的距離の保持や手洗いなどの基本的な衛生措置の実施、新型コロナウイルスの症状がある場合の自己隔離は引き続き求められます。
詳しくはスウェーデン公衆衛生庁のCOVID-19ページをご確認ください。
スウェーデンの観光情報
北ヨーロッパに位置する立憲君主制国家スウェーデンは国土の約62%が森林で覆われ、群島、湖沼地帯、氷河の山々で構成される自然豊かな国です。時差は8時間で日本が正午の場合は午後4時、サマータイム時は7時間となります。スウェーデンには四季があり季節ごとの楽しみ方がありますが、日照時間の長い5月末から7月中旬の白夜の時期がベストシーズン。面積は日本の約1.2倍となる約45万km2、人口約1,052万人(2022年時点)。公用語はスウェーデン語ですが英語も通じます。通貨はスウェーデン・クローナ(SEK)で、カードが利用できる場所が多いため現金はほとんど必要ありません。
デザインと建築の都市と称される首都ストックホルムは、毎年12月にノーベル賞授賞式が開催されることで知られます。歴代の受賞者の功績からノーベルの遺言までを展示するノーベル博物館をはじめ、ストックホルム王宮、数々の王族の結婚式が開催された大聖堂、ショップでは北欧デザインの品物が豊富です。ストックホルムを離れると、城壁で囲まれた中世都市カルマルや港町ヨーテボリ、マルメなど中世からの歴史が色濃く残る街並みが広がります。スウェーデンの最北端に位置する都市キルナやラップランド地方では、オーロラ観測やアイスホテル宿泊、犬ぞり体験などの大自然が満喫できるでしょう。
また、国際サミットで定められたSDGs達成率でスウェーデンは世界ランキング1位を獲得しています。