目次
- リヒテンシュタイン渡航のためのETIAS(エティアス)について
- リヒテンシュタイン渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
- リヒテンシュタイン渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
- 政府公式および大使館サイト
- 現在の渡航状況
- 入国に関する最新情報
- リヒテンシュタインの観光情報
リヒテンシュタイン渡航のためのETIAS(エティアス)について
ETIAS(エティアス)はリヒテンシュタインを含むシェンゲン協定加盟国へ渡航する際に必要となる「電子渡航認証制度」です。2025年の導入が予定され、日本国籍の方は渡航前にオンラインでの申請が必須となります。
ETIAS(エティアス)の有効期間は3年間で、期間内はシェンゲン協定加盟国へ複数回の渡航が認められます。ただし、パスポートの有効期間が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請対象国は変更となる場合があります。2025年よりシェンゲン協定への加盟を予定しているキプロスへ渡航する際も申請対象となる見通しです。ただし、イギリスとアイルランドは「国境検査撤廃制度」の適用外となるため、ETIAS(エティアス)申請は必要ありません。
なお、ETIAS(エティアス)での渡航は90日以内の一般的な観光や短期商用、対象国での乗り継ぎに限られます。リヒテンシュタインに留学や就労目的で91日以上の滞在を希望する場合は、目的に応じた滞在許可の取得が必要です。
リヒテンシュタイン渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
ETIAS(エティアス)の申請には、ICチップ搭載のパスポート、クレジットカード、メールアドレスが必要です。パスポートは入国予定日から6か月以上の残存有効期間があるものをご用意ください。ETIAS(エティアス)申請が承認された場合は、入国審査の際にパスポートと併せて提示することでリヒテンシュタインへ入国できます。なお、申請後の登録情報はパスポートと紐づけられるため、ETIAS(エティアス)を別のパスポートの移動することはできません。滞在中にパスポートの有効期限が切れた場合は、再申請を行ってください。
リヒテンシュタイン渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
ETIAS(エティアス)はオンラインでの手続きとなります。申請の際は期限が有効なパスポートとクレジットカードを用意し、必要事項を全て英字(ローマ字)で入力してください。クレジットカードはご本人の名義でなくても審査に影響はありません。
主な入力項目は以下の通りです。
- 氏名、性別、生年月日
- パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限)
- 現住所、国籍、出生地
- メールアドレス、電話番号
- 最初に入国を予定しているシェンゲン協定加盟国
- 現在の就労先または在学先に関する情報
上記項目の他に渡航歴やオーバーステイ、伝染病や疾患、過去の犯罪歴に関する質問への回答も予定されています。
ETIAS(エティアス)は審査結果の通知までに最大30日かかる場合があるため、渡航が決定した段階での申請を推奨します。
申請方法に関する詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。
政府公式および大使館サイト
- リヒテンシュタイン政府公式サイトはこちら
- 在リヒテンシュタイン日本国大使館
所在地:Landstrasse 151, 9494 Schaan, Principality of Liechtenstein
電話番号:(423) 237-5797
公式ウェブサイト:在リヒテンシュタイン日本国大使館
現在の渡航状況
日本からリヒテンシュタインへの渡航について
感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません
リヒテンシュタイン政府は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年3月よりスイス以外から訪れる外国籍渡航者の入国を禁止しました。政府は段階的に入国制限を緩和し同年6月に欧州諸国に対し入国制限を解除。翌7月より日本を含む欧州域外の一部の国からの入国を認めました。その後、入国に関わる措置は当該国における感染状況により強化と緩和を繰り返しましたが、感染状況の落ち着きを鑑みて2022年2月17日より大幅に緩和。電子入国フォーム(Swiss PLF)の事前登録や入国後の検査など全ての検疫措置を撤廃しました。さらに、5月2日には新型コロナウイルスに関する入国制限を全て撤廃。日本からの観光を目的とした入国はワクチン接種完了が条件となっていましたが、同日よりワクチン未接種の方も認められました。
※リヒテンシュタインではスイスと同一の入国制限を施行しています。また、リヒテンシュタインへの入国はスイスやオーストリアからの陸路となるため、スイスおよびオーストリアの入国要件もご確認ください。
リヒテンシュタインでは2022年4月に新コロナウイルスに関する制限措置が全て撤廃されました。飲食店等でのワクチン接種証明書の提示や外出時のマスク着用も不要です。ただし、国際線を利用する際はマスク着用が求められる場合があります。当該の方は事前に航空会社へお問い合わせください。
制限措置は感染状況により変更となる場合があります。渡航する際はリヒテンシュタイン公式観光サイトの「Current information on COVID-19 in the Principality of Liechtenstein」より最新情報をご確認ください。
リヒテンシュタインから日本への渡航について
新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。リヒテンシュタインを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳しくは「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。
入国に関する最新情報
マスク着用義務など国内の制限措置を一部緩和
現地時間2021年7月5日、政府は国内における新型コロナウイルス新規感染者の減少に伴い、制限措置を一部緩和しました。本措置の実施期間は7月5日から8月15日までとなります。詳細は以下の通りです。
- 公共交通機関の利用時以外、マスク着用は必須では無くなります。
※ただし、身体的な接触を伴うサービスを提供する際は引き続きマスクの着用が必須です。 - 飲食を伴うイベントの参加者は最大1,000人まで許可されます。
- 私的な集まりにおける人数制限は撤廃されます。
- 飲食店での1テーブルあたりの人数制限が撤廃されます。
- 立った状態での飲食が認められます。
リヒテンシュタインでの規制に関する最新情報は政府公式サイトよりご確認ください。
リヒテンシュタインの観光情報
オーストリアとスイスの間に位置する世界で6番目に小さな国リヒテンシュタイン公国は、全長約25km、面積160km2と1時間もあれば徒歩で1周できる広さです。世界で唯一の領主が国名となっているほか、映画“ルパン三世カリオストロの城”に出てくる“カリオストロ公国”のモデルになったことでも知られます。ファドゥーツ城は国王と家族が居住しているため一般公開されていませんが、8月15日の建国記念日のみ庭園が開放され飲み物や食事が振る舞われます。首都ファドゥーツ中心部にあるリヒテンシュタインセンターはパスポートに入国証明のスタンプを押すことができ、観光案内所前の小道には郵便博物館や美術館、国立博物館が立ち並びます。街をひと通り歩いた後のショッピングには、高度な印刷技術で製造される切手や輸出されない稀少なワインをお土産に求めてはいかがでしょう。
国内に空港がないため、スイスのチューリッヒから電車かバスで入国する必要があります。防衛と外交を隣国スイスに委ねるため通貨はユーロ(€)のほかスイス・フラン(CHF)が使われ、ドイツ連邦に加盟していた名残で公用語はドイツ語ですが英語も通じます。ベストシーズンは、5月~10月頃で1年を通して雨天が多く夏は雨具の準備が必要です。