デンマーク渡航のETIAS(エティアス)申請とビザの有無・出入国に関する最新情報

Menu

デンマーク渡航のETIAS(エティアス)申請とビザの有無・出入国に関する最新情報

  • デンマーク
  • 新型コロナウイルス
  • 渡航情報
  • 規制緩和

更新日 :

目次

デンマーク渡航のためのETIAS(エティアス)について

デンマークを含むシェンゲン協定加盟国への渡航に必要となるETIAS(エティアス)は、2025年の導入が予定されている電子渡航認証制度です。日本国籍の方は観光や短期ビジネスを目的とした90日以内の滞在に限りパスポートのみで渡航が認められますが、ETIAS(エティアス)導入後はオンラインによる事前申請が必須となります。シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請対象国は変更となる場合があります。2025年よりキプロスの加盟が予定されており、ETIAS(エティアス)導入後は渡航の際に申請が必要となる見込みです。なお、シェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の適用外となるイギリスとアイルランドへ渡航する際は申請が不要となる見通しです。
また、ETIAS(エティアス)の有効期間は取得日より3年間です。ただし、パスポートの有効期限が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
ETIAS(エティアス)の有効期間内は複数回の渡航が可能ですが、留学や就労を目的として91日以上デンマークに滞在する際は「居住許可」の取得が必須となります。居住許可の取得を検討中の方は「デンマークのビザ申請方法」をご確認ください。

デンマーク渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類

ETIAS(エティアス)の申請には、ICチップ搭載のパスポートとクレジットカードが必要となります。パスポートは、滞在日を含めて3か月~6か月以上の残存有効期間があるものをご用意ください。渡航前にパスポートの有効期限を確認しておき、失効日が近い場合は更新が必要です。
また、ETIAS(エティアス)の審査結果や申請番号を受信するためにメールアドレスもご準備ください。渡航する際にETIAS(エティアス)とパスポートを入国審査で提示することで、デンマークへ入国できます。

デンマーク渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ

ETIAS(エティアス)はオンラインでの手続きとなり、申請フォームには必要事項を全て英語(ローマ字)で入力する必要があります。主な項目は以下の通りです。

  • 氏名、性別、生年月日
  • パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限)
  • 現住所、国籍、出生地
  • メールアドレス、電話番号
  • 最初に入国を予定している国
  • 現在の就労先または在学先に関する情報

上記に加えて渡航歴やオーバーステイの有無、過去の犯罪歴、伝染病や疾患の有無など質問への回答も予定されています。
申請する際は期限が有効なパスポートと申請料の決済に必要となるクレジットカードをご用意ください。クレジットカードは申請者ご本人の名義でなくても構いません。
ETIAS(エティアス)は審査結果の通知までに最大30日かかる場合がありますので、渡航が決定した段階での申請を推奨します。
申請方法に関する詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。

政府公式および大使館サイト

  • デンマーク外務省公式サイトはこちら

  • 在日デンマーク大使館
    所在地:東京都渋谷区猿楽町29-6
    電話番号:(03) 3496-3001
    公式ウェブサイト:在日デンマーク大使館

現在の渡航状況

日本からデンマークへの渡航について

感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません

新型コロナウイルスの防疫を目的として、デンマークでは2020年3月より空路、海路、陸路全ての国境にて入国制限を導入。ビジネス目的の渡航者やデンマーク在住の家族を訪問する欧州域の市民など一部の例外を除き外国籍の方の入国を禁止しました。同年7月より日本を含む欧州域外の一部の国から訪れる渡航者を対象に入国を許可しましたが、2021年1月に再び入国制限を強化。ビジネスや留学などを目的とした入国も一時停止となりました。その後、感染状況の落ち着きと新型コロナウイルスワクチンの普及を鑑みて入国要件を緩和。2022年2月より、日本からの渡航者はワクチン接種証明書または治癒証明書を提示することで自己隔離なしでの入国が認められました。
2022年3月29日、デンマーク政府は新型コロナウイルスに関する入国制限を撤廃。ワクチン接種の有無や出発国を問わず、新型コロナウイルス検査や自己隔離なしでの入国が認められます。
ただし、航空会社によりワクチン接種証明書や陰性証明書の提示が求められる場合があります。渡航する際は事前に航空会社へご確認ください。
なお、デンマークではワクチン接種証明書の提示やマスク着用に関する措置が撤廃されましたが、医療機関など感染リスクが高い施設では求められる場合があります。

日本からの入国について(2022年4月15日更新)

新型コロナウイルスの感染防止を目的とした入国制限は2022年3月28日を以て全て撤廃されました。日本からの渡航者はワクチン接種証明書や陰性証明書の提示なしでの入国が認められます。また、入国後の新型コロナウイルス検査や自己隔離も不要です。
ただし、他国で乗り継ぎデンマークへ向かう方は乗り継ぎ国よりワクチン接種証明書等の提示が求められる場合があります。当該の方は事前に航空会社や乗り継ぎ国の大使館へご確認ください。

入国に関する措置は感染状況により変更となる場合があります。渡航する際はデンマーク政府コロナポータルサイトより最新情報をご確認ください。

デンマークから日本への渡航について

新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。デンマークを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳しくは「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。

デンマークのビザ申請情報

ワーキングホリデー、留学、就労などを目的として90日以上の滞在を希望する方は、ビザではなく居住許可を取得する必要があります。
居住許可はオンラインで申請後、デンマークビザ申請センターにて生体認証の登録が求められます。
デンマークのビザ申請方法に関する詳細は「デンマークのビザ申請方法」をご確認ください。

入国に関する最新情報

新型コロナウイルスの防疫に関する全ての制限措置を撤廃

新型コロナウイルスワクチンの普及と入院者数の減少を鑑み、デンマーク政府は2022年2月1日より新型コロナウイルスに関する全ての制限措置を撤廃しました。飲食店や映画館、スタジアムなどは人数を問わず利用が認められ、マスク着用やコロナパスポートの提示も不要となります。ただし、医療機関や高齢者介護施設、混雑する店内など感染リスクが高い場所では、引き続き同パスポートの提示やマスク着用が求められる場合があります。
制限措置は撤廃されますが、保健当局は感染が続いていることを指摘し警戒を表明しています。市民に対し、引き続き感染対策とワクチンの追加接種を行うよう要請しました。
現在、デンマークで施行している制限措置の詳細はデンマーク政府「Rules and regulations」をご確認ください。

デンマークの観光情報

立憲君主制国家デンマークは、自治権を有するグリーンランドフェロー諸島と“デンマーク王国”を構成。バイキング時代からの歴史を持つ、ヨーロッパで最も古い君主制の本拠地です。総面積は約4.3万km2、人口は596万人(2023年10月時点)ですが、多くが首都に住んでおり都市部に人口が集中しています。
観光資源が豊富な首都コペンハーゲンは、デンマークデザインを学ぶ美術館巡りやストロイエ通りでのショッピングなど様々な楽しみがあります。カラフルなニューハウン港チボリ公園人魚姫の像や、現役の王宮アマリエンボー宮殿での衛兵交代式は必見です。また、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの故郷オーデンセや、シェークスピアの名作“ハムレット”の舞台クロンボー城は一見の価値があります。
ベストシーズンは夏にあたる6月から8月ですが、クリスマスシーズンの11月末から12月はイルミネーション輝く街並みが楽しめます。
時差は8時間で日本が正午の場合デンマークは午前4時、3月下旬から10月下旬はサマータイムが適用され7時間。通貨はデンマーク・クローネ(DKK)、公用語はデンマーク語ですが国民の86%は英語も話せます。国連が毎年発表する「世界幸福度ランキング」では、過去10年の間に何度も1位を獲得しています。

各国の渡航に関する最新情報