目次
- ハンガリー渡航のためのETIAS(エティアス) について
- ハンガリー渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
- ハンガリー渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
- 政府公式および大使館サイト
- 現在の渡航状況
- 入国に関する最新情報
- ハンガリーの観光情報
ハンガリー渡航のためのETIAS (エティアス)について
ハンガリー渡航に必要となるETIAS(エティアス)は、2025年に導入が予定される「電子渡航認証制度」です。ETIAS(エティアス)はハンガリーを含むシェンゲン協定加盟国へ渡航する方を対象としており、導入後はオンラインによる事前申請が求められます。なお、シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請対象国は変更となる場合があります。2024年3月31日より加盟が予定されているブルガリア、ルーマニアへ渡航する際も申請が必要となる見通しです。シェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の適用外となるイギリスとアイルランドへ渡航する場合、ETIAS(エティアス)申請は必要ありません。
ETIAS(エティアス)の有効期間は取得日から3年間となり、期間内であれば観光や短期商用を目的とした複数回の渡航が認められます。ただし、パスポートの有効期限が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となるためご注意ください。
ETIAS(エティアス) を利用しての渡航は、最長90日間の滞在が認められます。ハンガリーに91日以上滞在する際はETIAS(エティアス)ではなく、渡航目的に応じた滞在許可証の取得が必要です。滞在許可証に関する詳細は「ハンガリーのビザ申請方法」をご確認ください。
ハンガリー渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
ETIAS(エティアス)を申請する際は、期限が有効なパスポートとクレジットカードが必要です。パスポートは入国日から最低3か月以上の残存有効期間があるものをご用意ください。そのほかに、ETIAS(エティアス)の審査結果と申請番号を受信できるメールアドレスも必要となります。
審査後に渡航認証が承認された場合は、メールに届いたETIAS(エティアス)とパスポートを入国審査で提示することでハンガリーへの入国が可能です。
ハンガリー渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
ETIAS(エティアス)はオンラインでの手続きとなり、申請する際は期限が有効なパスポートと決済に使用するクレジットカードが必要です。クレジットカードはETIAS(エティアス)申請者本人の名義でなくても構いません。
ETIAS(エティアス)の申請フォームには氏名や生年月日、連絡先、住所、パスポート情報、就労先や在学先の情報、最初の入国予定地などの入力が求められます。また、入国の適格性を判断するため、過去の犯罪歴や渡航歴、オーバーステイの有無、伝染病や疾患に関する質問も予定されています。これらの項目は全て英語(ローマ字)で入力する必要があるため、スペルミスなどにご注意ください。
ETIAS(エティアス)は申請から審査結果の通知まで最大30日ほどかかる場合があります。ハンガリーを含むシェンゲン協定加盟国では、渡航が決まった段階での申請を推奨しています。詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。
政府公式および大使館サイト
- ハンガリー政府公式サイトはこちら
- 在日ハンガリー大使館
所在地:東京都港区三田2-17-14
電話番号:(03) 5730-7120
公式ウェブサイト:在日ハンガリー大使館
- 在ハンガリー日本国大使館
所在地:Budapest, Zalai ut 7, 1125 Hungary
電話番号:(36) 1398-3100
公式ウェブサイト:在ハンガリー日本国大使館
- ハンガリー政府観光局はこちら
現在の渡航状況
日本からハンガリーへの渡航について
感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません
政府は新型コロナウイルス感染拡大防止策として外国籍者の入国を原則として禁止しました。入国制限は感染状況や変異ウイルスの発生により緩和と強化を繰り返しましたが、感染者数の落ち着きを鑑みて全ての措置を撤廃。2022年3月7日より、日本で実施したPCR検査による陰性証明書や入国時のワクチン接種証明書の提示、自己隔離は不要となりました。現在、新型コロナウイルスの防疫を目的とした入国制限や検疫措置はありません。また、国内で施行していた公共交通機関や商業施設等でのマスク着用義務や新型コロナウイルス免疫証明書の提示義務も撤廃されました。
大半の制限措置は撤廃されましたが、医療機関や高齢者介護施設等を訪問する際は引き続きマスクの着用を求められる場合があります。入国に関する要件や滞在中に求められる制限措置は感染状況により変更されます。渡航を検討中の方はハンガリー政府公式サイトより最新情報をご確認ください。
ハンガリーから日本への渡航について
新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。ハンガリーを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳細は「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。
ハンガリーのビザ申請情報
留学、就労などを目的として91日以上滞在する際は、滞在許可証の取得が必須です。ハンガリー大使館への申請、または渡航後に現地の移民局にて手続きが必要となります。ただし、ワーキングホリデー制度の利用を希望する方は、大使館にて一時滞在許可の取得が求められます。
ハンガリーのビザ申請方法に関する詳細は「ハンガリーのビザ申請方法」をご確認ください。
入国に関する最新情報
免疫証明書の要件を変更 2月15日より追加接種が必須に
ハンガリー政府は新型コロナウイルスの免疫証明書の要件を2022年2月15日より変更すると発表しました。免疫証明書とは新型コロナウイルスのワクチン接種証明、治癒証明を含む総合的な証明書で、入国時に提示することで自己隔離の免除が認められます。
2月15日より適用となる免疫証明書の要件は以下の通りです。
- 規定回数の接種を完了した証明書の有効期間は、接種完了から6か月(180日)となります。
- 規定回数の接種を完了した18歳未満は、18歳になるまで有効となります。
- 接種完了日から6か月以内に追加(ブースター)接種を実施することで、証明書の有効期間は無期限となります。
- 接種完了日から6か月以内に新型コロナウイルスの感染歴がある方は、最初の陽性診断日から6か月有効となります。
これまで、ハンガリーの滞在許可証を有する渡航者は新型コロナウイルスの免疫証明書を提示することで入国時の自己隔離が免除されていました。2月15日以降は、上記の要件に該当しない渡航者は入国後10日間の自己隔離が求められますのでご注意ください。
なお、入国前72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書を提示する渡航者は、引き続き自己隔離が免除されます。有効な免疫証明書等が用意できない方は、陰性証明書の携行をお願いします。
ハンガリーの観光情報
ハンガリーは初代国王イシュトバーンが建立した王朝時代から約1,000年の歴史を持ちます。国土面積は日本の約4分の1にあたる約9.3km2で、人口は約960万人(2022年時点)です。中欧特有の美しい街並みが広がる首都ブダペストは、ドナウ河を挟み西側のブダ地域と東側のペスト地域で構成され9本の橋で繋がっています。ブダペストの美しい景色は“ドナウの真珠”、“ドナウの薔薇”と謳われ、ブダ城やマーチャーシュ教会は定番の観光スポットです。ネオゴシック様式の屋内型市場グレートマーケットホールでは雨の日もショッピングが楽しめます。
ハンガリーには100か所以上の温泉郷に400を超えるスパ施設があり、温泉湖ヘーヴィーズ湖では咲き誇るスイレンの花を眺めながら入浴が楽しめます。繊細な絵柄の陶器で知られるヘレンドや刺しゅうが有名なカロチャでは、古くから受け継がれてきた職人技に触れる事ができます。また、トカイ地区で生産される世界三大貴腐(きふ)ワインの”トカイワイン“や、フランスに次ぐ生産量を誇るフォアグラがハンガリーの特産品です。観光シーズンのピークは5月から9月ですが、空気が澄んだ冬もドナウ河の美しい景観が臨めるでしょう。日本との直行便は運航されていないため、パリやワルシャワ経由での渡航が一般的です。時差は日本と比べ8時間遅く、サマータイム期間の3月から10月は7時間となります。夏季と冬季の気温差が大きいため、渡航前に現地の気温を確認して相応しい服装を用意しましょう。