英国北ウェールズ 自宅待機措置により野生のヤギが町を闊歩

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英国北ウェールズ 自宅待機措置により野生のヤギが町を闊歩

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英国のボリス・ジョンソン首相は先日、新型コロナウイルス蔓延を抑制するために社会運動に関する規制を強化しましたが、その数日後に北ウェールズの海岸沿いに位置する町スランディドノで大変珍しい光景が見られました。10頭以上の野生のヤギたちが町を歩き回っているところが近隣住民により目撃されたのです。

その様子はオンライン上で共有され、教会の敷地や花壇、住宅地などの植物を食べる姿がビデオや写真で公開されています。町の公式Webサイトによるとこれらのヤギは「グレートオーム・カシミール」と呼ばれ、インド北部のカシミール地方にルーツを持つ種であるとしています。町の住民であるカール・トリッグス氏は「ヤギは町を見下ろす丘に住んでいます。普段はずっとそこに留まっていて通りに出てくることは滅多にありません」と語りました。また、町のホテルに勤務しているマーク・リチャード氏は「人間が街に姿を現さないことで彼らは、堂々と町中を闊歩しているようです。ヤギたちのおかげで生け垣の木を切る手間が省けます」と冗談を交え話しました。北ウェールズ警察は野生のヤギについての連絡があったとしたうえで「ヤギたちは自らの住居へ戻る道を熟知しているので警官が付き添う必要はないでしょう」とコメントを述べました。

北ウェールズ地方では新型コロナウイルスの感染拡大により自宅待機命令が発令されています。外出に関する制限が長引く中、市民もヤギも安定した普段の生活を求めているようです。

スランディドノウェブサイト グレートオーム・カシミールについて
http://www.llandudno.com/the-great-orme-kashmiri-goats/

参考元 : CNN
https://edition.cnn.com/2020/03/31/europe/wild-goats-wales-streets-lockdown-scli-gbr/index.html

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