フランス イースター休暇中の検問に警察や憲兵による警備を6万人増員

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フランス イースター休暇中の検問に警察や憲兵による警備を6万人増員

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フランス政府はイースター休暇中に新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、警察と憲兵の配備を大幅に増員することを発表しました。フランスでは“イースター休暇“の制度があり、国内を3つのエリアに分けてイースター前後の4週の間に期間をずらして2週間の休暇を取得します。10日から始まるイースター休暇で人々が大々的に移動することが懸念されるため、さらなる感染拡大の防止策として取り締まりを強化するということです。

ローラン・ヌニェス交通大臣は新型コロナウイルスの阻止対策として、イースター期間中である4月10日、11日、12日に「厳格な検問」を実施するため、通常勤務の10万人に加えて6万人の警察と憲兵を増員すると述べました。これに伴い高速道路をはじめとする全ての主要道路に検問所が設置され、旅行客に人気の高い地域や別荘地等に不用意な立ち入りがないよう、警察による厳しい取り締まりが行われます。

さらにヌニェス氏は取材に対し「地上での検問だけでなく空からも監視を行う」と述べ、市民に対し外出を控えるよう強く訴えました。フランスは3月17日にロックダウンして以来、地元警察より外出許可証の提示を求められた人は約580万人を数え、違反による罰金の件数は約359,000件にも上るということです。

クリストフ・カスタネール内務大臣は会見において「休暇とはいえ、ロックダウン中は外出をせず自宅にいるべきです。遵守しない場合は厳しい罰則が与えられる事を忘れないように」とフランス国民に向けて警告を促しました。エドゥアール・フィリップ首相もテレビ演説にて「ウイルスに休暇はない」と発言し、一層の警戒を呼びかけています。

参考元 : The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2020/apr/03/coronavirus-not-on-holiday-france-warns-citizens-against-easter-travel

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