イタリア 道路橋が崩壊もロックダウンの影響で負傷者2人に留まる

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イタリア 道路橋が崩壊もロックダウンの影響で負傷者2人に留まる

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イタリア北部のアウラの街付近で地方道路に繋がる橋が崩落する事故が発生しました。しかし、街はロックダウンの最中であったため被害は最小限に留まり、2名のトラック運転手が軽症を負ったのみとの事です。

ジェノヴァとフィレンツェのほぼ中間に位置するこの260メートルにおよぶ橋は、現地時間の4月8日午前10時25分に崩落が発生。付近のカプリリオラの町の住民は岩が落ちるような轟音を耳にしたと言い、同時にガスのパイプラインが損傷したと説明しました。新型コロナウイルスによるロックダウンにより、事故の被害が最小限に抑えられたことが不幸中の幸いと言えるでしょう。

この橋を管理する国有鉄道グループであるANASは声明のなかで「2019年より定期的に安全管理が行われていますが、崩壊の原因究明に努めるため臨時委員会を結成しました」と述べました。また、交通大臣パオラ・デ・ミケーリ氏は30日以内の報告書作成を委員会とともに進めると話しています。橋は昨年の11月3日に検査が行われましたが、アスファルトに亀裂が発生しているとしながらも「危険な状態ではない」と判定されていました。
トスカーナ州知事のエンリコ・ロッシ氏は「もし平凡な日々を送っているときに崩壊が起こっていたら、大きな悲劇になっていた可能性がある」と話し、修復に数十億ユーロ以上の投資が必要であると述べました。

この事故は2018年に43人もの犠牲者を出したジェノヴァの高速道路の橋が崩壊した事故以来、イタリアの道路網の修復が変わらず貧弱なままであるという事実を浮き彫りにしました。イタリアでは高速道路網の管理不足に伴い、道路や橋の整備不良が大きな政治問題となっています。

参考元 : euronews
https://www.euronews.com/2020/04/08/italian-bridge-collapses-injuring-only-one-as-lockdown-conditions-reduce-traffic

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