一時解雇された客室乗務員 医療支援のため再トレーニング

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一時解雇された客室乗務員 医療支援のため再トレーニング

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世界中の航空会社が運航停止や一時的な従業員解雇を決める中、スウェーデンとイギリスの航空会社では新型コロナウイルスの危機でサポートが必要な病院を支援するために客室乗務員へ訓練が行われています。

スカンジナビア航空は航空旅行の需要が最小限にとどまっていることから3月16日よりほとんどの運航を停止しており、全従業員の9割を一時的に解雇しています。こうした状況の中、スカンジナビア航空では客室乗務員が現場で懸命に働く医療従事者をサポートするため、入院患者へのケアを学べるよう支援しています。既に1名の客室乗務員がスウェーデンのストックホルムにあるソフィアヘメット病院で訓練を受けており、他にもノルウェーの客室乗組員が病院を支援するために準備をしています。

イギリスではイージージェットとヴァージン・アトランティック航空の客室乗務員が、新型コロナウイルス患者のために特別に設立された新しい国民保健サービス(NHS)の病院でボランティア活動を行っています。イージージェットは参加している客室乗務員の多くは既に応急処置の訓練を受けており、セキュリティチェックも受けているためNHSで求められる支援の役割を十分に担うことができると述べました。

なお、ヴァージン・アトランティック航空は同社の客室乗務員のうち、病院で働くスタッフやボランティアには宿泊施設と食事が無料で提供されるとしています。ヴァージン・アトランティック航空の最高顧客責任者であるコーネル・コスター氏は、「危機的な状況にある病院を助けようとする従業員に敬意を表したい。ヴァージン・アトランティックの熟練した社員を非常に誇りに思う」と懸命に医療をサポートする客室乗務員たちを称えました。

参考元 : CNN

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