カンヌ映画祭 新型コロナの影響により従来通りの開催は不可能との見解を示す

Menu

カンヌ映画祭 新型コロナの影響により従来通りの開催は不可能との見解を示す

  • イベント
  • フランス
  • 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染拡大による被害は映画界にも影響を与えました。今年のカンヌ国際映画祭は従来の形式では開催されない見通しとなった事が発表され大きな話題となっています。

主催者側は3月時点でカンヌ映画祭について6月末から7月初旬に延期したいと表明していました。しかし今回新たに発表された声明ではロックダウンの延長を踏まえ、延期も難しいという考えを示しました。新たな案については未だ示されていませんが、主催者側は「早急に話し合いたい」と述べています。

世界三大映画祭の一つに数えられるカンヌ映画祭は当初、5月12日〜23日に南フランスのカンヌで開催される予定でした。最初に延期が決まった際、映画祭の会長を務めるピエール・レスキュール氏は「新型コロナウイルスの流行は3月末にピークに達し4月には落ち着くのではないか」と語っており、開催の可否について楽観的な見方を示していました。しかし、新型コロナウイルスは未だ世界中で猛威をふるい続けており、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は4月13日にロックダウンの延長を決定。公共のイベントについては早くても7月中旬まで開催を許可できないとの見通しを発表しました。これを受けて主催者側は「今年のカンヌ映画祭を従来通りの形式で開催することは困難だが、今後も映画祭を実現させるためにあらゆる可能性を模索していく。専門家たちもこれに同意している」と述べ、映画業界の専門家とも迅速に協議を進めていく方針を固めました。なお、映画祭と並列して行われる“国際批評家週間”、“監督週間”、“ACID(フランス独立映画配給協会)”の3つの部門についても中止が発表されています。

参考元 : BBC

各国の渡航に関する最新情報