スイス政府 段階的な封鎖措置緩和の計画を発表

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スイス政府 段階的な封鎖措置緩和の計画を発表

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4月14日、スイス政府は新型コロナウイルスの影響により発令していた封鎖措置を段階的に緩和する意向を発表しました。

シモネッタ・ソマルーガ大統領はベルンで行われた記者会見で、「感染のスピードが抑えられ、病院の過密状態を避けられているのは幸いだ。近い将来、現状取っている措置を緩和していくことができるだろう」と今後の見通しを明らかにしました。政府は4月27日、5月11日、そして6月8日と3段階に分けて制限を徐々に解除していくとしています。
4月27日には小売店と化粧品、美容関連の店舗や緊急性が低い症例を扱う病院や医療センターなどの制限が解除されます。美容院、マッサージサロン、コスメティックサロン、ホームセンター、歯科医や理学療法士などがこれに含まれます。

5月11日には義務教育に指定されている教育機関や、すべての形態の店舗と市場の営業が許可される見込みです。日付等の最終決定は4月29日に行われますが、新たに感染率の増加が見られない限りは、計画通りに実行される見通しです。
6月8日には高等学校、大学、専門学校の教育機関をはじめ、図書館、美術館、植物園、動物園といった公共施設の営業再開が予定されています。これらの再開に関する最終決定は5月27日に行われます。

アラン・バーセット内務大臣はこの段階的な緩和について、「政府は出口に向けて慎重な戦略を採用した。次の段階への移行は新型コロナウイルスの大幅な感染増加がないことが前提になる。影響をきちんと観察できるよう、それぞれの段階へと移る間隔は十分に空けておく必要がある」と述べました。また、5人以上の集会の禁止や衛生に関する勧告は引き続き行われると発表。イベントの開催可否について政府は未だ検討中としていますが、詳細は今月末に発表される見通しです。

参考元 : THE LOCAL ch

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