ナポリ 厳しいローカルルールの下でピザなどの配達を許可

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ナポリ 厳しいローカルルールの下でピザなどの配達を許可

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4月22日、イタリア南部カンパニア州知事のヴィンチェンゾ・デ・ルーカ氏は飲食店の宅配サービスを許可することを発表しました。

新型コロナウイルスによる封鎖措置後もイタリア国内の多くの地域ではピザ屋などの飲食店による宅配サービスを利用することが可能でした。しかしナポリを州都とするカンパニア州ではより厳格な封鎖措置を取っています。これまで飲食店による宅配サービスが禁止されていたため、ピザ発祥の地であるナポリの街には多くのピッツェリア(ピザ専門店)がありながら、人々は愛するピザの味を楽しめない日々が続いていました。

この許可の対象にはパブ、バー、アイスクリームショップ、ベーカリーなども含まれています。ただし感染リスクを減少させるため注文はオンラインや電話予約に限られ、時間帯も午前7時から午後14時および午後16時から午後22時までに制限されています。また、文房具や書店の宅配も午前8時から午後14時まで業務を行うことが許可されるということです。

現在、カンパニア州を含むイタリア南部の地方当局は新型コロナウイルスの感染爆発を引き起こした北部からの感染拡大を特に警戒しています。南部では多くの医療施設が資金不足に悩んでおり、感染爆発が起きた場合に適切な対処ができないという懸念があるためです。

イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は5月4日以降、全国的にロックダウン措置を緩和する意向を発表しました。しかし、これに伴って移動制限が緩和された場合には人々の流入を制限するため州の境界を閉鎖するとデ・ルーカ氏は述べています。イタリア南部では引き続き厳重な警戒が取られる見込みです。

参考元 : THE LOCAL

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