欧州連合、EESとETIAS の導入スケジュールを発表 EESは今年10月より開始予定

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欧州連合、EESとETIAS の導入スケジュールを発表 EESは今年10月より開始予定

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欧州連合(EU)は3月5日、長年にわたり準備が進められてきた2つの渡航前審査システムの導入スケジュールを発表しました。「出入国管理システム(EES)」は2025年10月より導入予定、「欧州渡航情報認証制度(ETIAS)」は2026年第4四半期(10月~12月)より運用開始予定です。
出入国管理システム(EES)とは、非EU国籍者がシェンゲン協定加盟国30カ国への出入国記録を電子化するシステムです。入国審査時に指紋や顔写真などの登録は必要ですが、これまで手作業で行われていたパスポートへのスタンプ押印が廃止されるため、効率的かつ正確な入国管理が可能となります。
一方で欧州渡航情報認証制度(ETIAS)は、シェンゲン協定加盟国へビザなしで訪問する渡航者に対して事前のオンライン申請・認証を義務付ける制度です。ETIASは米国の電子渡航認証システム(ESTA)と類似したシステムで、渡航目的が90日以内の一般的な観光やビジネスで滞在する場合と、対象国での乗り換え時に限定されています。申請手続きには7ユーロ(※18歳未満または70歳以上は無料)の手数料の支払いが必要となり、承認されたETIASは最大3年間有効です。
どちらのシステムも日本を含むビザ免除対象国からの旅行者を対象とし、欧州内の安全保障強化を目的としています。今後は、これらのシステム導入に備えて余裕を持った旅行計画が推奨されます。

参考元:Schengen NewsEuropean UnionEuropean Union

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