ヨーロッパ渡航に必要なETIAS完全ガイド|対象30カ国の入国条件まとめ【2026年最新】
更新日 : 2026/05/13
ヨーロッパ渡航とETIASの全体像
2026年より、日本国籍を含む約60カ国・地域の国民がヨーロッパ(シェンゲン圏)を渡航する際には、ETIAS(エティアス)の事前取得が義務付けられました。ETIASの基本についてはETIASとは何か?をご確認ください。
このページでは、ヨーロッパ渡航全体の入国条件・ETIAS対象国・複数国周遊時の注意点などを詳しく解説します。
ETIASとは何か?シェンゲン圏の渡航認証制度
ETIASはEuropean Travel Information and Authorisation System(ヨーロッパ渡航情報認証システム)の略称です。以下の特徴を持ちます。
- 事前オンライン申請が必要な電子渡航認証
- ビザとは異なり、大使館・領事館への訪問は不要
- 申請料金は€7(18〜70歳)、18歳未満・71歳以上は無料
- 有効期間は最長3年間
- 1つのETIASでシェンゲン圏全加盟国への訪問が可能
ETIAS対象30カ国一覧
ETIAS対象国の詳細はETIAS対象国一覧でご確認ください。以下がシェンゲン協定加盟の主要国です。
| 国名 | EU加盟 | シェンゲン加盟 | ETIAS必要 |
|---|---|---|---|
| フランス | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| ドイツ | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| スペイン | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| イタリア | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| オランダ | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| ベルギー | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| オーストリア | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| スウェーデン | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| デンマーク | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| フィンランド | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| ポルトガル | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| ギリシャ | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| チェコ | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| ポーランド | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| ハンガリー | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| スロバキア | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| スロベニア | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| クロアチア | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| エストニア | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| ラトビア | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| リトアニア | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| ルクセンブルク | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| マルタ | 加盟 | 加盟 | 必要 |
| スイス | 非加盟 | 加盟 | 必要 |
| ノルウェー | 非加盟 | 加盟 | 必要 |
| アイスランド | 非加盟 | 加盟 | 必要 |
| リヒテンシュタイン | 非加盟 | 加盟 | 必要 |
ETIAS非対象のヨーロッパの国々
以下の国々はシェンゲン圏外または独自の入国制度があるため、ETIAS対象外です。
| 国名 | 日本国籍でのビザ要件 | 注記 |
|---|---|---|
| 英国(イギリス) | ETA(電子渡航認証) | Brexit後はシェンゲン圏外 |
| アイルランド | ビザなし(90日) | 独自の入国管理 |
| トルコ | e-Visa | シェンゲン圏外 |
| ジョージア | ビザなし(365日) | シェンゲン圏外 |
| セルビア | ビザなし(30日) | EU・シェンゲン非加盟 |
| 北マケドニア | ビザなし | EU・シェンゲン非加盟 |
| アルバニア | ビザなし | EU・シェンゲン非加盟 |
| コソボ | 要確認 | 一部EU非承認 |
| ボスニア・ヘルツェゴビナ | ビザなし(90日) | シェンゲン非加盟 |
| モンテネグロ | ビザなし(90日) | シェンゲン非加盟 |
複数国周遊時の注意点
1つのETIASで複数国を訪問できる
ETIASはシェンゲン圏全体に対して発行されるため、1回の申請でドイツ・フランス・スペインなど複数国を訪問できます。国をまたぐたびに申請し直す必要はありません。
シェンゲン圏の90日ルール
シェンゲン圏内での合計滞在期間は直近180日間のうち最大90日間に制限されています。
- フランスで30日 + ドイツで30日 + スペインで30日 = 合計90日(上限)
- 180日の計算は「ローリングウィンドウ」方式で、過去180日を常に遡って計算する
- 90日を超えた場合、残りのシェンゲン圏諸国への入国も拒否される可能性がある
滞在日数の計算方法
- 現在の日付から過去180日間を特定する
- その期間内にシェンゲン圏に滞在していた日数を合計する(入国・出国の当日も1日とカウント)
- 合計が90日未満であれば、残りの日数の範囲内でシェンゲン圏に滞在できる
シェンゲン圏と非シェンゲン圏を組み合わせる場合
ヨーロッパ旅行でシェンゲン圏と非シェンゲン圏(英国・トルコ等)を組み合わせる場合、非シェンゲン圏での滞在日数はシェンゲン圏の90日ルールに含まれません。効果的に日程を組むことで、長期のヨーロッパ旅行が可能です。
ETIAS申請手順
詳しくはETIAS申請ガイドをご覧ください。
- EU公式ETIASウェブサイトにアクセス
- 個人情報を入力(氏名・旅券番号・国籍など)
- 渡航情報を入力(主な訪問予定国など)
- 健康・背景情報に関する質問に回答
- €7の申請料金を支払い
- 承認メールを受け取る(通常数分〜数時間)
ETIAS料金・有効期間
詳細はETIAS料金ページ、開始時期はETIASはいつから開始?をご参照ください。
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| 料金(18〜70歳) | €7(約1,100円) |
| 料金(18歳未満・71歳以上) | 無料 |
| 有効期間 | 最長3年 |
| 入国可能回数 | 複数回 |
| 対象圏域 | シェンゲン圏全加盟国 |
国別渡航ガイド
各国の詳細情報は以下のページをご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ETIASが1つあればヨーロッパの全ての国に入れますか?
ETIASはシェンゲン圏加盟国(約27カ国)をカバーします。英国・アイルランド・トルコなどシェンゲン圏外の国には別途入国手続きが必要です。
Q2. シェンゲン圏を出てまた戻ってきた場合、90日はリセットされますか?
リセットされません。90日ルールは「過去180日間の合計」で計算されるため、一旦出国しても過去の滞在日数は引き続きカウントされます。
Q3. 日本出発前にETIASを申請する必要がありますか?
はい、ETIASは渡航前に取得しておく必要があります。通常は数時間以内に承認されますが、最長30日かかる場合があるため、渡航の少なくとも2週間前に申請することをお勧めします。
Q4. ETIAS申請が拒否された場合はどうなりますか?
拒否された場合、通知メールに理由が記載されます。不服がある場合は再申請か不服申し立てが可能です。それでも認められない場合は、各国大使館・領事館でのビザ申請を検討してください。
Q5. ヨーロッパ周遊で最初に入国する国に申請すれば大丈夫ですか?
ETIAS申請時に「主な渡航先」を選択しますが、必ずしもその国から入国する義務はありません。1つのETIASでシェンゲン圏全体をカバーするため、どのシェンゲン加盟国からでも入国できます。
Q6. パスポートを更新した場合、ETIASも更新が必要ですか?
はい、新しいパスポートを取得した場合、ETIASも新しいパスポート番号で再申請が必要です。ETIASはパスポート番号に紐づいているため、旧パスポートのETIASは使用できなくなります。
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