ETIASはいつから開始?最新スケジュール【2026年最新】
更新日 : 2026/05/13
ETIASの開始予定時期
ETIAS(エティアス:European Travel Information and Authorisation System)は、2026年後半に運用開始が予定されている欧州の電子渡航認証制度です。欧州連合(EU)が導入を進めており、シェンゲン圏30カ国への渡航時に、日本を含むビザ免除国の国民が事前に取得する必要があります。
ETIASの正確な開始日はまだ正式に発表されていませんが、EUの公式発表では2026年後半とされています。運用開始後は、シェンゲン圏への渡航前にオンラインで申請を完了する必要があります。
重要:ETIAS運用開始前は、申請の必要はありません。現時点では従来通りETIASなしでシェンゲン圏に渡航できます。「今すぐETIASを申請できます」と謳う非公式サイトには十分注意してください。
これまでの延期の経緯
ETIASは当初の計画から複数回にわたって延期されてきました。以下がこれまでの詳細な経緯です。
| 時期 | 状況 |
|---|---|
| 2016年 | 欧州委員会がETIAS制度を提案 |
| 2018年 | ETIAS規則が正式に採択。当初は2021年の運用開始を目指す |
| 2021年 | 技術開発の遅れにより延期。2023年に延期 |
| 2023年 | EES(入出国管理システム)の開発遅延に伴い、ETIASも再延期 |
| 2024年 | EESの段階的導入が発表され、ETIASはEES稼働後に開始と決定 |
| 2025年 | EESの試験運用が一部の国境で開始 |
| 2026年後半(予定) | EESの本格運用に続き、ETIASの運用開始予定 |
延期の主な原因は、ETIASと密接に連携するEES(Entry/Exit System:入出国管理システム)の技術開発が想定以上に複雑だったことです。EESはEU域内の全外部国境でのバイオメトリクス(顔写真・指紋)登録を必要とするため、各加盟国のインフラ整備に時間がかかりました。
EES(入出国管理システム)との関連
ETIASの開始時期を理解するには、EESとの関係を知ることが重要です。
EESとは
EES(Entry/Exit System)は、シェンゲン圏の外部国境で第三国国民の出入国を電子的に記録するシステムです。従来のパスポートへのスタンプ押印に代わり、顔写真と指紋をデジタルで記録します。これにより、滞在日数の正確な管理とオーバーステイの防止が可能になります。
ETIASとEESの関係
- EESが先に稼働:EESはETIASの基盤となるシステムです。EESが安定稼働した後にETIASが開始されます
- データ連携:ETIASで取得した渡航認証情報は、EESのデータベースと連携して国境審査に使用されます
- 初回入国時:初めてシェンゲン圏に入国する際、EESで顔写真と指紋が登録されます。2回目以降は顔認証で迅速に通過できるようになります
旅行者への影響
EESとETIASが両方稼働すると、渡航の流れは以下のようになります。
- 渡航前:ETIASをオンラインで申請・取得(7ユーロ、通常数分で承認)
- 空港チェックイン時:航空会社がETIAS承認を確認
- 入国審査時:EESで顔写真と指紋を登録(初回のみ)。ETIAS承認状況も自動確認
- 滞在中:90日/180日の滞在制限がデジタルで管理される
- 出国時:EESに出国記録が自動登録される
開始前に準備すべきこと
ETIASの運用開始に備えて、以下の準備をしておくことをお勧めします。
パスポートの確認
- ICチップ搭載パスポート:ETIAS申請にはICチップ搭載の機械読取式パスポートが必要です。古いタイプのパスポートをお持ちの方は早めに更新してください
- 有効期限の確認:渡航予定日から3ヶ月以上の残存期間が必要です。期限が近い場合は早めに更新してください
- パスポート更新時の注意:ETIASはパスポートに電子的に紐づけられるため、パスポート更新後は再度ETIASの申請が必要です
渡航計画の確認
- 渡航先:シェンゲン圏30カ国のうち、最初に入国する国を確認しておく
- 滞在期間:ETIASでの滞在は180日間のうち最大90日間です
- 宿泊先:申請時に宿泊先情報の入力が必要です
- 乗り継ぎ:シェンゲン圏内での乗り継ぎ(トランジット)の場合もETIASが必要です
クレジットカードの準備
申請費用7ユーロの支払いに、Visa、MasterCard、American Express等の国際ブランドのクレジットカードまたはデビットカードが必要です(18歳未満および70歳以上は無料)。
メールアドレスの準備
ETIAS承認結果はメールで通知されます。海外からのメールを確実に受信できるメールアドレスを準備してください。迷惑メールフィルターの設定も事前に確認しておくことを推奨します。GmailやYahoo!メールなど、主要なフリーメールサービスが利用できます。
最新情報のチェック
ETIASの開始日や制度の詳細は変更される可能性があります。渡航計画を立てる際は、欧州委員会の公式サイトや日本の外務省の海外安全情報を定期的に確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ETIASはいつから申請できますか?
ETIASの運用開始は2026年後半を予定しています。運用開始と同時にオンライン申請が可能になります。正確な日付が発表され次第、EU公式サイトで告知されます。
Q2. ETIAS開始前にヨーロッパに渡航する場合はどうすればいいですか?
ETIAS運用開始前は、従来通りETIASなしでシェンゲン圏に渡航できます。パスポートのみで入国可能です。ETIAS運用開始後に移行期間が設けられる可能性もありますが、詳細は未発表です。
Q3. また延期される可能性はありますか?
過去に複数回延期されてきた経緯があるため、さらなる延期の可能性は完全には否定できません。ただし、EESの段階的導入が進んでおり、ETIASの技術的準備も大きく進展しています。最新情報はEU公式発表を確認してください。
Q4. ETIASが始まったら、すぐに申請しなければなりませんか?
シェンゲン圏への渡航予定がある場合のみ申請が必要です。渡航予定がない場合は申請する必要はありません。渡航が決まったら、出発の少なくとも1ヶ月前には申請を完了させることを推奨します。
Q5. ETIASの最新情報はどこで確認できますか?
ETIASに関する最新情報は、以下の公式ソースで確認できます。
- 欧州委員会(European Commission)公式サイト
- eu-LISA(欧州大規模ITシステム運用機関)の公式発表
- 日本の外務省・在外公館の渡航情報ページ
- 当サイト(etias-eutravel.com)でも最新情報を随時更新しています
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