ドイツのおすすめ観光スポット10選 定番スポットから穴場までご紹介

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ドイツのおすすめ観光スポット10選 定番スポットから穴場までご紹介

ドイツのおすすめ観光スポット10選 定番スポットから穴場までご紹介

ドイツは16の州から成る連邦制国家として知られ、それぞれの州に様々な文化や特色が見られます。古城や遺跡など中世のロマンを巡る“ロマンチック街道”や、グリム童話ゆかりの地を結ぶ“メルヘン街道”など、縦横に走る街道を利用して観光が楽しめます。また、世界最大のビールの祭典“オクトーバーフェスト”、クリスマスまでの約4週間開催される“クリスマスマーケット”などドイツならではのイベントが満載です。
ここではドイツのおすすめスポットを厳選して紹介します。

ドイツの基本情報

ヨーロッパ西部に位置するドイツ連邦共和国(Bundesrepublik Deutschland)は16の州により構成されます。国境には、南がスイスとオーストリア、北はデンマーク、西にフランス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、東はポーランド、チェコと9か国に接しています。首都はベルリン(Berlin)で、ドイツ統計局によると人口は欧州連合(EU)で最多の約8,443万人です(2023年時点)。国土面積は35万7,386km2、北部は海洋性気候、中・南部は大陸性気候に属します。かつてはベルリンの壁により東西が分断していましたが1989年に統一されました。公用語はドイツ語で通貨はユーロ(€)となります。

日本からドイツへの行き方と時差

日本からのアクセスは、成田国際空港・羽田空港・関西国際空港・中部国際空港(セントレア)とフランクフルト空港を結ぶ直行便のほか、羽田空港からミュンヘン空港への直行便があります。飛行時間は日本からフランクフルトまで約12時間、ミュンヘンまでは約14時間40分です。偏西風による気流の関係で往路よりも復路の飛行時間が約1時間短くなります。
また、日本とドイツの時差は8時間となり、日本が8時間早く進みます。日本が正午の場合ドイツは朝の4時です。サマータイム(夏時間)を実施するため、期間中の時差は1時間短い7時間です。

旅行費用の目安

旅行に必要な費用の大半を占めるのが“交通費”と“宿泊費”です。ドイツ旅行でミュンヘンやベルリン、ロマンチック街道など複数の都市を回りたい場合、滞在期間は1週間必要でしょう。1泊あたりの宿泊費はスタンダードクラスで1万5,000円から、デラックスクラスは4万円から、オクトーバーフェストなどイベントが開催される期間は価格が高騰します。航空券は日本からの直行便が約16万円、中東などで乗り継ぐなら8万円から購入が可能です。ツアーはフリープランで1週間8万5,000円から、添乗員同行プランは15万円程度から申し込みが可能です。

周遊のプランニング

ドイツは鉄道網が発達しているため、交通や宿泊に便利な主要都市を拠点にすれば短期間でも広範囲を巡ることができます。公共交通機関の1日乗車券や、レンタサイクル、レンタルスクーターを利用するのもおすすめです。ロマンチック街道など交通機関から離れている観光スポットは、オプショナルツアーを利用すると効率よく観光できます。また、都市部以外は英語が通じにくいため、語学に不安がある方や海外旅行初心者の方は添乗員同行ツアーに参加すると安心です。

ドイツの気候と服装

ドイツ旅行のベストシーズンは、晴天が続き日照時間も長い夏にあたる5月中旬~9月上旬頃です。ドイツは湿度が低いため真夏でも快適に過ごせます。また、冬のドイツは日没が16時半ごろとなるため、営業時間の短縮や時期により閉業する観光スポットもあります。ドイツ南部のミュンヘンでも緯度は北海道より北に位置し、年間を通じて寒い日が続きます。同じ季節でも日本より気温が低いことを想定して旅の準備をしましょう。冬は訪れが早く去るのも遅いため、夏以外の季節は防寒対策が必要です。雨の日も多く、どの季節でも雨具の用意は必須となります。空模様が変わりやすいため、旅行中は天気予報を小まめにチェックすると良いでしょう。

ドイツと日本の気候比較

都市ベルリン(首都)ミュンヘン東京(首都)北海道(札幌)
気候西岸海洋性気候(Cfb)西岸海洋性気候(Cfb)温帯湿潤気候(Cfa)亜寒帯湿潤気候(Df)
緯度北緯52.30度渡北緯48.35度北緯35.40度北緯48.28度
高度(m)464464020
年間平均気温(℃)98159
平均最高気温(℃)13121913
平均最低気温(℃)53115
年間降水量(mm)5669201,5201,138

ドイツ旅行テーマ10選と楽しみ方

1989年にベルリンの壁が崩壊しドイツ連邦共和国が建立して以来、ドイツは様式美と都会的な魅力を併せ持つ国として人気が上昇しています。ヨーロッパの中心部として栄えてきた整備された街並みや気品ある古城など、どのスポットも写真に残さずにはいられない美しさです。
ここでは旅のテーマ別にドイツの楽しみ方を紹介します。

世界遺産を巡る

ドイツは“世界遺産大国”と呼ばれ、文化遺産49、自然遺産3、計52の世界遺産があります(2024年2月時点)。北から南まであらゆる地域に分布し、数の多さは世界3位を誇ります。ドイツで最も多くの人々が訪れる壮麗なケルン大聖堂、かのゲーテも訪れた名城ヴァルトブルク城、建築史に残るバウハウスとその関連遺産群など、歴史を巡るスポットが数多く選出されています。バンベルクゴスラーリューベッククヴェドリンブルクレーゲンスブルクシュトラールズントワイマールは市街全体が世界遺産として保護されているため、全てを回るには十分な時間を確保する必要があるでしょう。また、ヨーロッパで最も総延長が長い世界遺産は古代ローマ帝国の遺跡で、長さは550kmにもおよびます。

ヨーロッパ・パークで遊ぶ

ヨーロッパ・パーク(Europa Park)は、南ドイツの“ルスト(Rust)”にあるドイツ最大のテーマパークです。フランス国境付近の小さな村にありながら、人気テーマパークランキングで欧州1位、世界で2位の人気を誇ります。ドイツ、イギリス、フランスなどヨーロッパ諸国の街並みが再現された15か国のエリアを制覇すれば、欧州一周旅行の気分が味わえるでしょう。園内は“ヘンゼルとグレーテルの家”や“眠れる森の美女の城”、絶叫マシンなどがあるアトラクション含め全19か所のエリアで構成されます。レストランほか、ホテル、キャンプ場が完備され、泊りがけで楽しめます。

クラシック音楽に親しむ

バッハ、ベートーヴェン、ブラームスなど、数多くの著名な音楽家がドイツで誕生しています。特にドイツ東部は、有名なコンサートホールやオーケストラ、音楽家ゆかりの地が数多くあります。
ドレスデンは17世紀ドイツの音楽の中心地として知られ、モーツァルトもこの地で初演を行いました。世界的に知られるコンサートホール“ゼンパーオーパー”では、壮麗な建築と豪華な内装の中で世界最高レベルの歌劇やオーケストラが鑑賞できます。専属オーケストラシュターツカペレ・ドレスデン(Sächsische Staatskapelle Dresden)の定期公演ほか、歌劇やコンサートが催行されます。
中世の佇まいを残す街で気軽に音楽を楽しみたいなら、教会を訪ねてみましょう。少年合唱団によるコンサートや市民による混声合唱団の歌声が楽しめます。

ライン川を下る

ヨーロッパ9か国を流れるライン川は、スイスのアルプス奥地の雪解け⽔が⽔源となる国際河川です。人気のアクティビティ“ライン川クルーズ”は、“ロマンチックライン”と呼ばれるぶどう畑が広がるワインの産地リューデスハイムからコブレンツ間の景観が楽しめます。“リューデスハイム”を出た船は、ライン川沿いで最も美しいといわれるネオゴシック様式のラインシュタイン城や古城群を眺めながら進みます。伝説の地ローレライは川幅が急に狭くなり多くの船が沈没したことから、“岩塊に潜む美しい乙女ローレライが、歌声で船乗りを惑わせる”という伝説が残ります。

クリスマスマーケットで買い物

12月25日のクリスマスまでの約4週間は“アドベント(待降節)”と呼ばれ、ドイツの人々にとって1年で一番大切な楽しみの多い約4週間となります。街の飾りやイルミネーションも印象的ですが、“クリスマスマーケット”は楽しみの一つ。ドイツのクリスマスマーケットでは、イエス・キリスト生誕の場面を模したミニチュアの手工芸品“クリッペ”の品揃えが充実しています。国内どの地域でもこの時期はクリスマス市が立ち、クリスマスの飾りやプレゼント、季節のお菓子を売る屋台が賑やかに軒を連ねます。“アドベント・コンサート”や観覧車が興行しているマーケットで、焼きソーセージ“ブラートヴルスト”やドイツの定番料理の食べ歩きもマーケットの醍醐味でしょう。

ドイツで必見の美術館

ドイツには約6,800の美術館や博物館があり、世界的に知られる建造物や古代の歴史遺産、レトロなコンピューターゲームまでありとあらゆるコレクションが集められています。ペルガモン博物館では考古学者によって発掘されたバビロンのイシュタル門やミレトスのローマ市場門など、世界の建築物の傑作を含む数十万の遺跡が展示されています。緑のレーザーが横切る部屋を通過するベルリンスパイ博物館では、映画“ミッション:インポッシブル”のワンシーンに入り込んだような気分になれるでしょう。
その他のドイツの美術館・博物館は、ドイツ観光局“ドイツ必見の美術館”でご確認ください。

日本人サッカー選手を応援

日本人選手も多数活躍するドイツリーグは8月中旬~翌5月がオンシーズンとなります。地域密着型で知られるブンデスリーガは、1部、2部合わせて36のクラブが所属するサッカーリーグです。ドイツリーグはチケットがリーズナブルで英国プレミアリーグの約半額、欧州のトップリーグの中では一番安い価格設定です。また、観客動員数が高く平均収容率は約90%といつでもほぼ満席で、この数字は欧州リーグの中ではトップにランクインします。地元のファンに交じり、目当ての日本人選手に熱い声援を送るのも楽しいでしょう。

ドイツグルメを堪能する

ビールやソーセージなど代表的なドイツグルメは地方ごとに様々な味わいがあります。ドイツではビールに全国統一のメーカーがなく、各地の地ビールを楽しむのが一般的です。ビール愛好家ならビールの祭典オクトーバーフェストは外せないイベントでしょう。ソーセージもベルリンの“カリーヴルスト”、ハーブが薫る東部の“テューリンガー”、ミュンヘンの白いソーセージ“ヴァイスヴルスト”など地域ごとの種類が楽しめます。シュトゥットガルトのワインヘッセン州のチーズ工房など都市ごとの名物や珍しい食べ物を探すのも旅の醍醐味でしょう。

ドイツ車に感嘆する

ドイツにはメルセデス、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェなど日本でも人気の自動車メーカーが多数あり、博物館で車文化や近代史を知ることができます。
世界的な自動車メーカーの本社や工場が多数ある工業地帯シュトゥットガルトにはポルシェミュージアムがあります。ミュンヘンオリンピアパーク近くのBMW博物館は、エンジンのシリンダーを4つ組み合わせた形の本社ビルに並ぶお椀のような形が特徴です。また、メルセデスベンツ博物館アウディミュージアムなど洗練された空間で数々の歴史的な名車を鑑賞することができます。

ボードゲームに親しむ

ドイツは毎年数百のボードゲームが新たに発売されるボードゲーム大国です。平日の夜や週末に家族でプレイしたり友人同士でゲームナイトを企画したりと、ボードゲームが生活の一部として定着しています。街中のボードゲーム専門店や書店、カフェなどでボードゲームに興じる市民が見られます。ドイツの市場調査会社“スプレンディド・リサーチ(Splendid Research)”によると、18歳~69歳の回答者1,024人のうち62%が「頻繁」または「たまに」ボードゲームで遊ぶと回答、39%が“ボードゲームに白熱しすぎて我を失った”と告白しています。ドイツ人のボードゲームに対する熱量が伝わるエピソードでしょう。

ドイツのおすすめ観光地10選

ノイシュヴァンシュタイン城 / Neuschwanstein Castle

ドイツにはかつて2万を超える城が存在していましたが、その内の40%は戦争により破壊され廃墟となっています。現存するのはたった20%とされ、その中で最も美しいとの呼び声が高いのがノイシュヴァンシュタイン城です。1869年にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世の命で着工されました。ドイツのほとんどの城は中世に建てられていますが、ノイシュヴァンシュタイン城が建てられたのは日本の明治時代にあたる約150年前と比較的近代です。カリフォルニア州にあるディズニーランドの“眠れる森の美女の城”のモデルとされ、比較すると尖塔の形やデザインが似ているのがわかります。
城から車で約5分のマリエン橋は、雄大な自然を背景にノイシュヴァンシュタイン城が望める絶景スポットとして知られます。

ケルン大聖堂 / Cologne Cathedral

ローマ時代からの歴史を誇るケルン大聖堂は、ドイツで最も多くの人々が訪れるフランス式カトリック教会です。高さ156mの双塔を持つ大聖堂は、ドイツが世界に誇る北部ヨーロッパ最大の教会となります。ケルンが中世期から発展し巨大な大聖堂を建設しえた理由の一つに、“東方の三博士(マギ)の頭蓋骨“という非常に珍しい聖遺物がこの大聖堂に安置されていることが挙げられます。この聖遺物はローマ皇帝フリードリッヒがイタリア遠征の際、ミラノから持ち帰ったと言われています。この聖遺物のために多額の寄付が集まり巨大な大聖堂が建設されました。大聖堂を中心に信仰の聖地として発展を遂げたケルンは、現在も世界中から多くの観光客や参拝者を集めています。ドイツ最古のトリーア大聖堂、ローマカトリックのマインツ大聖堂と合わせて“ドイツ三大大聖堂”と呼ばれます。

ローテンブルグ旧市街 / Rothenburg Old Town

ロマンチック街道の人気観光地ローテンブルグは、ドイツ国内で最もドイツらしい景観が楽しめると世界中から観光客が訪れる小都市です。木組みの建物と城壁に囲まれた石畳の街を歩けば、まるで中世にタイムスリップしたような気分が味わえます。ヨーロッパの街並みが並ぶ絶好の撮影スポットプレーンライン、ユネスコ世界遺産となったマルクト広場と市庁舎中世犯罪博物館ローテンブルグ博物館など多くの観光スポットがあります。オプショナルツアーを利用すれば、主な見どころだけ2時間程度で見て回ることも可能です。世界的に有名なクリスマス博物館のショップやテディーベアショップ、地元の特産品の店などがありお土産選びも楽しいでしょう。

ベルリンの壁 / Berlin Wall

東西に分断されベルリンの壁が建設された波乱万丈な歴史を持つドイツ。ベルリンの壁崩壊後の街は進化を続け、現在はクリエイターをはじめ世界中の人々が集まる“世界で一番クールな街”と言われるまでになりました。全長160kmもあった壁のほとんどは撤去されましたが、跡地が“壁の道”として整備され記念碑や施設として残されています。ミューレン通りにある1.3kmにわたる壁画に描かれたアート“イーストサイドギャラリー”は必見です。この壁は現存している“ベルリンの壁”のなかでは最長となり、崩壊後20か国以上のアーティストが集まり思い思いの絵を描いたものです。また、“ベルリンの壁”周辺には、ベルリンの壁博物館マウアーパーク(壁公園)ブランデンブルク門ポツダム広場などがあります。

ハイデルベルク城と旧市街 / Heidelberg Castle and Old Town

ドイツ南西部の都市ハイデルベルクにある古城“ハイデルベルク城”は、ドイツからチェコ共和国の首都プラハへと続くドイツの観光街道“古城街道”沿いに位置します。最大の特徴は内部が廃墟と化したまま公開されていることでしょう。修理や改築されない往時のままの姿は時の流れを感じられ、城のテラスからは旧市街とネッカー川を含む広大な景観が楽しめます。また、城を遠景で眺めるならネッカー川対岸の山にある“哲学者の道”からがおすすめです。山の中腹にそびえる城と赤い屋根が続く街並み、川に架かるアーチ型のカール・テオドール橋までを一望できます。ゲーテやショパンも愛したと伝わるこの風景は、今も人々を惹きつけてやみません。

トリーアのローマ遺跡群 / Roman ruins of Trier

トリーアはドイツの西端にある小さな街で、ルクセンブルクとの国境付近に位置しています。
トリーアの公用語はドイツ語ですが、フランス東中部のロレーヌ地方(アルザス・ロレーヌ)と隣接しているため、フランス語を話す住民が多いのが特徴です。トリーアはローマ帝国の統治下だった名残から、街のあちらこちらにローマ時代の遺跡が点在します。トリーアのローマ遺跡群は、2世紀ごろに建てられた黒い門“ポルタニグラ”や古代ローマ時代の円形劇場、4世紀に作られた皇帝の大浴場跡“カイザーテルメン”などが含まれます。これら“トリーアのローマ遺跡群”は、同じくトリーアにある“トリーア大聖堂(聖ペテロ大聖堂)”と“聖母マリア教会”とともに、ユネスコ世界遺産に登録されています。

ロマンチック街道とメルヘン街道 / Romantic Road and Fairy Tale Road

ドイツには150以上もの観光街道があると言われ、その中でもロマンチック街道メルヘン街道は特に有名です。ヴュルツブルクからフュッセンまで約400km続くロマンチック街道は、街道沿いにノイシュヴァンシュタイン城ハールブルク城ヴィース教会など観光資源が豊富なルートになります。メルヘン街道はグリム兄弟の生誕地ハーナウから、兄弟が約30年にわたって居住したカッセル、“ハーメルンの笛吹き男”で知られるハーメルンの街を経て、童話で知られるブレーメンに至る街道です。その道程では、“赤ずきん”や“いばら姫”など、日本でもなじみの深いグリム童話の舞台となった街が点在しています。

ブランデンブルク門 / Brandenburg Gate

ブランデンブルク門ベルリンに存在した18の市門の一つで、現存する唯一の門になります。新古典主義建築の特徴が見られる重厚な門上に掲げられた彫像は、4頭立て馬車に乗った勝利の女神ヴィクトリアです。第二次世界大戦後ベルリンは西ドイツ側と東ドイツ側に分裂し、1961年にベルリンの壁が建造され東西は通行できなくなりました。ブランデンブルク門は東ドイツ側にありましたが、冷戦終了後にベルリンの壁が崩壊。再度この門を行き来することができるようになりました。現在はドイツの首都ベルリンの町のシンボルとされ、国内外から数多くの観光客が訪れます。
近隣にはドイツ連邦議会議事堂ベルリン・フィルハーモニー・コンサートホールがあります。

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 / Town Hall and Roland on the Marketplace of Bremen

グリム童話で知られる“ブレーメンの音楽隊”の動物たちが目指したブレーメン。この街の中心にあるブレーメンのマルクト広場市庁舎とローラント像は、ユネスコ世界遺産に登録されています。市庁舎はブレーメンがハンザ同盟に加盟した後、1409年にレンガ造りのゴシック様式で建てられました。壮麗な装飾の正面部は、17世紀に北ドイツ独特のヴェーザー・ルネサンス様式で増築されたものです。市庁舎の前に建つ高さ5.5mのローラント像は、中世に造られた像ではドイツ最大と言われています。
近隣に建つ元議員宴会館の仕掛け時計“マイスター・トゥルンク”も見どころの一つ。毎日決まった時間に時計の左右の窓が開き、市長を模した人形が大きな杯でワインを飲み干す様子が見られます。

オクトーバーフェスト / Oktoberfest

ドイツと言えばビールと答える方も多いでしょう。そんなイメージを象徴するのが、毎年ドイツミュンヘンで開催されるオクトーバーフェストです。お祭りが始まったのは1810年、皇太子“ルードヴィヒ”と“ザクセン”皇女の結婚式をミュンヘン市民が祝ったのがきっかけとされます。現在では世界で最も大規模なお祭りとして知られ、広大な会場でビールが酌み交わされます。近年では600万人もの来場者が700万リットルものビールを飲み干しました。会場の広さは東京ドーム約9倍、市内6つの醸造会社が運営する14の巨大テントをはじめ、屋台や観覧車などアトラクションが設営されます。コンサートや昔ながらの荷台にビール樽を積んだ馬車、全長数kmにおよぶパレードは必見です。

ドイツ観光にはETIAS(エティアス)の事前申請が必要です

日本国籍の方が90日以内の観光や乗り換えを目的としてドイツへ渡航する際は、2025年に導入が予定されているETIAS(エティアス)の申請が必要となります。ETIAS(エティアス)はビザを取得することなくヨーロッパの対象国に渡航できる事前渡航認証システムで、利用目的は一般的な観光か短期ビジネス、または対象国での乗り換えに限定されます。
また、第三国へ向かうためにシェンゲン協定加盟国29か国にてトランジット(乗り継ぎ)をする場合においてもETIAS(エティアス)申請が必要です。ETIAS(エティアス)の有効期間は3年間となり、3年以内にパスポートの有効期限が切れてしまう場合は有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。ETIAS(エティアス)に関する詳しい情報と申請方法は、”ETIAS(エティアス)を利用してのドイツ渡航”をご確認ください。

更新日 : 2024/10/07