目次
- ギリシャ渡航のためのETIAS(エティアス)について
- ギリシャ渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
- ギリシャ渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
- 政府公式および大使館サイト
- 現在の渡航状況
- 入国に関する最新情報
- ギリシャの観光情報
ギリシャ渡航のためのETIAS(エティアス)について
2025年の導入が予定されるETIAS(エティアス)は、ギリシャを含むシェンゲン協定加盟国へ渡航する際に必要となる電子渡航認証です。イギリスとアイルランドは国境検査撤廃制度の対象外のため、申請は不要となることが予想されます。なお、ETIAS(エティアス)対象国は、シェンゲン協定加盟国の追加に伴い変更となる場合があります。2024年3月31日より加盟が予定されるブルガリア、ルーマニアへ渡航する際も申請が必要となる見込みです。
また、ETIAS(エティアス)の有効期間は3年間となり、期間内は観光などを目的とした複数回の渡航が認められます。パスポートの有効期限が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も無効となりますのでご注意ください。
ETIAS(エティアス)では一度の渡航につき最大90日間の滞在が可能ですが、ギリシャに91日以上滞在する方はナショナルビザ(タイプD)の取得が必須となります。申請方法など詳細は「ギリシャのビザ申請方法」をご確認ください。
ギリシャ渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
ETIAS(エティアス)の申請にはまず、有効期限内のパスポート、申請料の決済に使用するクレジットカードが必要です。パスポートは、入国予定日から最低3か月以上の残存有効期間があるものを用意してください。また、審査結果を受信するためのメールアドレスも忘れずに準備しておきましょう。申請時に入力したパスポート情報は、承認後にETIAS(エティアス)のシステム上で管理されます。新たにパスポート情報の追加・変更はできないため注意してください。
ギリシャ渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
ETIAS(エティアス)はオンラインでの手続きとなります。申請する際は専用のオンラインフォームへ渡航者情報(氏名、生年月日、性別、連絡先)、パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限日)、就労先や在学先の情報、最初の入国予定地など必要事項を入力してください。また、過去の犯罪歴や渡航歴、オーバーステイの有無、感染症や疾患の有無など入国の適格性を判断する質問への回答も予定されます。申請の際は全て英語(ローマ字)で入力する必要があるため、タイプミスにご注意ください。
ETIAS(エティアス)の申請料金はクレジットカードでの支払いとなります。クレジットカードは申請者と名義が異なっていても審査に影響はありません。なお、ETIAS(エティアス)の審査結果はEメールで通知されます。申請から結果の通知までに最大30日ほどかかる場合があるため、ギリシャ渡航が決まった段階での申請をお勧めします。詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。
政府公式および大使館サイト
- ギリシャ政府公式サイトはこちら
- 在日ギリシャ大使館
所在地:東京都港区西麻布3-16-30
電話番号:(03) 3403-0871
公式ウェブサイト:在日ギリシャ大使館
- 在ギリシャ日本国大使館
所在地:46,Ethnikis Antistasseos Str., 152 31 Halandri, Athens
電話番号:(30) 210-670-9900
公式ウェブサイト:在ギリシャ日本国大使館
- ギリシャ政府観光局はこちら
現在の渡航状況
日本からギリシャへの渡航について
感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません
新型コロナウイルスの防疫を目的として2020年3月に導入した入国制限措置は、2022年5月1日に撤廃されました。現在は、渡航者ロケーターフォーム(PLF)の登録およびワクチン接種証明書や陰性証明書の提示は必要ありません。
また、ギリシャ国内の施設や店舗の利用時に義務付けられていたワクチン接種証明書等の提示も、同日より不要となりました。
医療・介護施設でのマスク着用義務も2023年7月24日に撤廃されましたが、呼吸器症状がある訪問者は事前の新型コロナウイルス検査が求められる場合があります。
現在施行中の措置は、感染状況により変更となる場合があります。渡航する際はギリシャ政府公式サイトにて最新情報をご確認ください。
ギリシャ入国時の検疫要件(2022年6月1日更新)
新型コロナウイルスの防疫を目的とした入国制限は2022年5月1日に全て撤廃されました。現在、日本からの渡航者はワクチン接種証明書等の提示をせずに入国が認められ、入国後の新型コロナウイルス検査や自己隔離は必要ありません。
なお、他国で乗り継ぎギリシャへ向かう方は乗り継ぎ国よりワクチン接種証明書等の提示が求められる場合があります。また、ギリシャでは空港や機内でのマスク着用は不要ですが国際便を利用する際は着用を求められる場合があるため、乗り継ぎ国の大使館や航空会社へ事前にご確認ください。
入国に関する措置は感染状況により変更となる場合があります。渡航する際はギリシャ政府「Protocol for Arrivals in Greece」をご確認ください。
ギリシャから日本への渡航について
新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月28日を以て撤廃されました。ギリシャを含む全ての国・地域から日本へ入国・帰国する際は、質問票の登録やワクチン接種証明書・陰性証明書の提示は必要ありません。
日本への渡航に関する措置の詳細は「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。
ギリシャのビザ申請情報
留学や就労などを目的に91日以上の滞在を希望する方は、長期滞在が可能となるナショナルビザ(タイプD)の取得が必須です。
必要書類を揃え、渡航前にギリシャ大使館にてビザ申請を行ってください。
ギリシャのビザ申請方法に関する詳細は「ギリシャのビザ申請方法」をご確認ください。
入国に関する最新情報
ワクチン未接種の未成年を対象に陰性証明書の要件を緩和
ギリシャ政府は2021年11月8日より、商業施設や飲食施設利用時に提示を義務付ける証明書の要件を変更しました。ワクチン接種証明書の提示が出来ない方は陰性証明書を提示することで当該施設への入場が認められますが、未成年に限りセルフテストによる陰性証明書も有効となります。
11月8日より施行された措置の概要は以下の通りです。
食料品店や薬局など必要不可欠な店舗を除き、公共施設や商業施設、飲食施設へ入場する際は新型コロナウイルスの証明書(ワクチン接種証明書・治癒証明書・陰性証明書)の提示が義務付けられます。なお、4歳未満は提示が免除されます。
有効となる陰性証明書の要件
- 72時間以内に実施したPCR検査によるもの
- 48時間以内に実施した簡易検査によるもの
- 18歳未満の未成年に限り、24時間以内に実施したセルフテストによるもの
ギリシャでは50歳以上を対象としてワクチンの追加接種を認めていましたが、11月5日に対象年齢を18歳以上に引き下げました。政府はワクチン接種を終えていない市民に対し制限措置を強化する方針を示唆しており、速やかな接種完了を要請しています。
証明書の要件や本措置に関する詳細は、在ギリシャ日本国大使館「ギリシャ政府による新型コロナウイルス感染症対策 国内制限措置(11月22日まで有効)」をご確認ください。
ギリシャの観光情報
ギリシャは南ヨーロッパに位置する共和制国家です。バルカン半島南端に位置し、北西にアルバニア、北にマケドニアとブルガリア、北東にトルコが隣接しています。古代ギリシャ文明の時代から、天文学、生物学、数学、政治学、哲学の教育が盛んに行われ、“プラトン”や“アリストテレス”など多くの哲学者を輩出したことでも知られます。
聖なる丘アクロポリスには、パルテノン神殿をはじめ紀元前からの遺跡群が今も残ります。ギリシャ全土からの秘宝が集結したアテネ国立考古学博物館、アクロポリス博物館で悠久の歴史に思いを馳せてはいかがでしょう。また、抜けるような青い空に真っ白な建物が並ぶ地中海・エーゲ海沿岸は憧れのリゾート地です。ベストシーズンは5月~10月で、特に7月・8月は雨が少ないさわやかな気候となります。
ワインの起源とされるギリシャワインは、芳香や酸味が豊富で郷土料理によく合います。ナッツやはちみつを使ったデザートや、鍋で沸かして淹れるギリシャコーヒーも人気です。
時差は7時間で、日本が正午の場合ギリシャは午前5時。3月下旬から10月下旬はサマータイムが適用され時差は6時間となります。日本からの直行便は就航していないため、中東・ヨーロッパの主要空港を経由し首都アテネに到着するルートが一般的です。通貨はユーロ(€)、公用語はギリシャ語ですがホテルやレストランでは英語も通じます。