目次
- アイスランド渡航のためのETIAS(エティアス)について
- アイスランド渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
- アイスランド渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
- 政府公式および大使館サイト
- 現在の渡航状況
- 入国に関する最新情報
アイスランド渡航のためのETIAS(エティアス)について
アイスランド渡航の際に必要となる電子渡航認証制度“ETIAS(エティアス)”は、2025年の導入が予定されています。ETIAS(エティアス)の導入後、日本国籍の方はアイスランドを含むシェンゲン協定加盟国へ渡航する際にETIAS(エティアス)の取得が必須となります。2024年3月31日よりブルガリア、ルーマニアについてもシェンゲン協定への加盟が予定されており、ETIAS(エティアス)導入後は渡航の際に申請が必要となる見通しです。なお、イギリスとアイルランドはシェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の適用外のため、申請は不要となることが予想されます。
また、ETIAS(エティアス)の有効期間は3年間となり、期間内は複数回の渡航が可能です。パスポートの有効期限が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
ETIAS(エティアス)を取得した方は、観光、短期商用、対象国での乗り換えに限り最長90日間の滞在が認められます。アイスランドで留学や就労、ワーキングホリデーなどを目的に91日以上の滞在を希望する場合は、居住許可(Residence permits)の取得が必要となります。アイスランドの居住許可に関する詳細は「アイスランドのビザ申請方法」をご確認ください。
アイスランド渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
ETIAS(エティアス)を申請するには、ICチップ搭載のパスポートとクレジットカードが必要です。また、パスポートは到着日から最低3か月以上の残存有効期間があるものを用意しましょう。そのほかにも、ETIAS(エティアス)の審査結果を受信するためのメールアドレスも必要となります。申請後は入力情報とデータベースと照合し、審査が行われます。メールで届いたETIAS(エティアス)とパスポートを国境管理局に提示することで、アイスランドへの入国が可能です。
アイスランド渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
ETIAS(エティアス)の申請方法はオンラインのみとなり、申請フォームには必要事項を全て英語(ローマ字)で入力する必要があります。主な入力項目は申請者の個人情報(氏名、生年月日、現住所、メールアドレスなど)、パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限)、現在の就労先や在学先などです。このほかに入国の適性を判断するため、渡航歴やオーバーステイの有無、伝染病や疾患の有無、過去の犯罪歴などに関する質問への回答も予定されています。申請後は欧州警察機構(ユーロポール)にてパスポート情報が照合され、事前に入国審査が行われます。
申請する際は期限が有効なパスポートと、申請料の決済に使用するクレジットカードをご用意ください。クレジットカードは申請者ご本人の名義でなくても審査に影響はありません。
審査結果が届くまで最大30日ほどかかる場合がありますので、渡航が決まった段階での申請を推奨します。
申請方法に関する詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。
政府公式および大使館サイト
- アイスランド政府公式サイトはこちら
- 在日アイスランド大使館
所在地:東京都港区高輪4-18-26
電話番号:(03) 3447-1944
公式ウェブサイト:在日アイスランド大使館
- 在アイスランド日本国大使館
所在地:Laugavegur 182, 105 Reykjavik
電話番号:354-510-8600
公式ウェブサイト:在アイスランド日本国大使館
現在の渡航状況
日本からアイスランドへの渡航について
感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません
アイスランドでは2020年3月より外国籍の渡航者に対し入国制限を施行していますが、段階的に制限を緩和しています。同年6月より欧州経済領域(EEA)、欧州自由貿易連合(EFTA)域内からの入国を許可。さらに翌7月より欧州4か国(アンドラ、モナコ、サンマリノ、バチカン)と日本を含む欧州域外の一部の国からの入国制限を解除しました。日本は新型コロナウイルスの感染拡大により2021年9月にEU理事会による入国制限の緩和勧告対象国・地域から除外されましたが、ワクチン接種完了を条件とする新たな入国要件のもと入国を許可。その後、新型コロナウイルスによる入院者数の減少と集団免疫の獲得状況を鑑み、アイスランド政府は2022年2月25日に全ての制限措置を撤廃しました。現在、新型コロナウイルスの防疫を目的とした入国制限や検疫措置はありません。アイスランド滞在中もマスク着用やワクチン接種証明書の提示、連絡先の登録などは不要です。
ただし、アイスランドへの入国を希望する方は有効なビザまたはETIAS(エティアス)※の取得が必須となります。詳しくは「アイスランドのビザ申請方法」をご確認ください。
※ETIAS(エティアス)の導入は2025年を予定しています。
制限措置は撤廃されましたが、政府は手洗いや社会的距離の保持が困難な場所でのマスク着用など、基本的な衛生措置を推奨しています。
入国に関する要件は、感染状況により予告なく変更となる場合があります。渡航を検討中の方はアイスランド政府公式サイトより最新情報をご確認ください。
アイスランドから日本への渡航について
新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。アイスランドを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳しくは「ヨーロッパから日本へ入国・帰国する方へ」をご確認ください。
アイスランドのビザ申請情報
ワーキングホリデー、留学、就労などを目的として91日以上の滞在を希望する方は、ビザではなく居住許可(Residence permits)の取得が必須です。
必要書類を渡航前にアイスランド入国管理局へ提出する必要があります。
アイスランドのビザ申請方法に関する詳細は「アイスランドのビザ申請方法」をご確認ください。
入国に関する最新情報
新型コロナウイルスに関する全ての措置を撤廃(2022年2月25日より施行)
新型コロナウイルスによる入院者数の減少と集団免疫の獲得状況を鑑み、アイスランド政府は2022年2月25日より全ての制限措置を撤廃。アイスランド入国時に義務付けていた事前の新型コロナウイルス検査やオンライン登録、ワクチン接種証明書等の提示が不要となりました。
また、国内の公共交通機関や各施設を利用する際に義務付けられていた行動・営業制限も撤廃されました。同日より、人数制限やマスク着用、ワクチン接種証明書の提示、連絡先の登録が不要となります。新型コロナウイルス陽性と診断された際は、症状の有無により5日間以上の自己隔離が推奨されます。
制限措置は撤廃されましたが、政府は引き続き手洗いや換気、1メートル以上の社会的距離の保持が困難な場所でのマスク着用を呼びかけています。
新型コロナウイルスに関する措置や推奨事項はアイスランド保健省公式サイトをご確認ください。