目次
- イタリア渡航のためのETIAS(エティアス)について
- イタリア渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
- イタリア渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
- 政府公式および大使館サイト
- 現在の渡航状況
- 入国に関する最新情報
- イタリアの観光情報
イタリア渡航のためのETIAS(エティアス)について
イタリアを含むシェンゲン協定加盟国へ渡航する際に必要となるETIAS(エティアス)は、2025年の導入を予定しています。導入後はオンラインによる事前申請が必須となります。
ETIAS(エティアス)はシェンゲン協定加盟国へ渡航する際に必要となる「電子渡航認証」で、2024年3月31日より加盟が予定されているブルガリア、ルーマニアへ渡航する際もETIAS(エティアス)の申請が必要となる見通しです。なお、シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請対象国は変更となる場合があります。イギリス、アイルランドはシェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の対象外となるため、ETIAS(エティアス)の申請は不要です。
また、ETIAS(エティアス)の有効期間は取得日から3年間となります。3年以内にパスポートの有効期限が切れてしまう場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。ETIAS(エティアス)を利用した際は最大90日間のイタリア滞在が認められますが、滞在期間が91日以上となる場合はナショナルビザの取得が必須です。該当する方は渡航前に留学ビザや就労ビザなど、渡航目的に合わせたナショナルビザの取得をご検討ください。ナショナルビザを取得した方は、最長1年間のイタリア滞在が認められます。ナショナルビザの詳細は「イタリアのビザ申請方法」をご確認ください。
イタリア渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
イタリアへ渡航する際はETIAS(エティアス)を取得しなければなりません。申請時には、期限が有効なパスポートとクレジットカードが必要です。なお、申請時と入国審査の際に提示するパスポートが同様であることが必須条件となります。どちらか異なる場合、取得したETIAS(エティアス)は無効となるので注意してください。また、ETIAS(エティアス)はシステム上で申請時のパスポート情報を管理するため、変更はできません。パスポートの有効期限が切れた時点でETIAS(エティアス)は無効となり、再申請が必要です。
イタリア渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
ETIAS(エティアス)はオンラインでの手続きとなり、申請する際は有効なパスポートとクレジットカードが必要です。申請料金の支払いに利用するクレジットカードは申請者本人の名義でなくても構いません。
ETIAS(エティアス)の申請フォームには氏名、生年月日、現住所、連絡先を含む申請者情報やパスポート情報、最初の入国予定地などを全て英語(ローマ字)にて入力する必要があります。また、申請項目には犯罪歴、戦争地域国への渡航歴、オーバーステイの有無、伝染病や疾患に関する質問なども予定されています。申請当日に審査結果が通知される見込みですが、最大30日ほどかかる場合もあります。イタリアを含むシェンゲン協定加盟国は、渡航が決まった段階でのETIAS(エティアス)申請を推奨しています。
ETIAS(エティアス)申請に関する詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。
政府公式および大使館サイト
- イタリア政府公式サイトはこちら
- 在日イタリア大使館
所在地:東京都港区三田2-5-4
電話番号:(03) 3453-5291
公式ウェブサイト:在日イタリア大使館
- 在イタリア日本国大使館
所在地:Via Quintino Sella, 60, 00187 Roma RM
電話番号:39-0648-7991
公式ウェブサイト:在イタリア日本国大使館
- イタリア政府観光局はこちら
現在の渡航状況
日本からイタリアへの渡航について
感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません
新型コロナウイルスの防疫を目的とした入国制限措置は2022年6月1日に撤廃されました。現在はコロナ禍前と同様の要件で渡航が認められます。
日本から渡航する方へ
イタリアへ入国する全ての渡航者はEUワクチンパスポートまたは新型コロナウイルスのワクチン接種証明書、治癒証明書、陰性証明書いずれかの提示が必須でしたが、2022年6月1日より不要となりました。日本から渡航する際は各証明書の提示、入国時の新型コロナウイルス検査、自己隔離をせずに渡航が認められます。
なお、他国で乗り継ぎイタリアへ向かう方は乗り継ぎ国よりワクチン接種証明書等の提示が求められる場合があります。当該の方は事前に航空会社や乗り継ぎ国の大使館へご確認ください。
入国に関する要件は予告なく変更となる場合があります。渡航前にイタリア保健省「Covid-19 travellers」にて最新情報をご確認ください。
イタリアで施行中の制限措置について
マスク着用義務(2023年8月21日更新)
商業施設、飲食店、公共交通機関等でのマスク着用義務は2022年10月1日に撤廃されました。現在は医療機関、高齢者介護施設、ホスピスの一部エリア(救急科、感染症科、高齢者介護エリア)でのみ適用されています。詳細は施設ごとに異なるため、訪れる際は事前にお問い合わせください。
ただし、下記の方はマスク着用の義務はありません。
- 6歳未満の子ども。
- マスク着用に適さない疾患や障害がある方。また、意思疎通をする上でマスクの着用が不適当な方。
ワクチン接種証明書等の提示について(2023年8月21日更新)
ワクチン接種証明書およびEUワクチンパスポート(EUデジタルCOVID証明書)の提示は2023年1月1日より不要となりました。ただし、一部の医療機関や高齢者介護施設を訪れる際は提示が求められる場合があります。
新型コロナウイルス陽性者の自己隔離について
新型コロナウイルス陽性と診断された方は発症から5日間の自己隔離が必要でしたが、2023年8月8日より同義務は撤廃されました。
イタリアで施行している制限措置は感染状況により変更となる場合があります。渡航する際はイタリア保健省COVID-19サイトにて最新情報をご確認ください。
イタリアから日本への渡航について
新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。イタリアを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳しくは「ヨーロッパから日本へ入国・帰国する方へ」をご確認ください。
また、日本政府は2022年10月11日よりイタリアを含む69か国・地域とのビザ免除措置を再開しました。観光、知人や親族への訪問、報酬を伴わない商用など90日以内の滞在が対象となり、上記に該当しない場合はビザの申請が必要です。
イタリアのビザ申請情報
留学や就労などを目的として91日以上の長期滞在を希望する方はナショナルビザの取得が必要です。イタリア大使館または総領事館にてビザ申請を行ってください。
なお、ナショナルビザでの滞在期間は最長1年間で、1年以上の滞在は現地にて滞在許可の更新が必要となります。
イタリアのビザ申請方法に関する詳細は「イタリアのビザ申請方法」をご確認ください。
入国に関する最新情報
イタリア保健相がオミクロン株に有効な「改良型ワクチン」の早期承認を発表(2022年9月1日発表)
ロベルト・スペランザ保健相は今月1日、新型コロナウイルスの変異種オミクロン株に有効な「改良型ワクチン」について言及。近日中に緊急使用許可を承認する方針を発表しました。
スペランザ氏は改良型ワクチンの調達を済ませたと報告し、「数日以内に各自治体への初回供給を開始する予定です」と説明。感染再拡大が懸念される秋冬に向けて積極的な接種を呼びかけました。
改良型ワクチンは従来の新型コロナウイルスに加え、主流となる「BA.4」と「BA.5」の感染抑止が期待できる「2価ワクチン」と呼ばれます。ファイザー/ビオンテック社とモデルナ社がそれぞれ開発した改良型ワクチンに対し、欧州医薬品庁(EMA)は同日に接種の推奨を表明しました。
イタリアの観光情報
南ヨーロッパに位置するイタリアは、紀元前はローマ帝国として隆盛を誇りました。西ローマ帝国が滅びた476年以降は法王領や都市国家が連立し、1861年にイタリア王国として統一。1946年より現在の共和制へ移行しました。
イタリアは2024年2月時点で、世界で最も多い59のユネスコ世界遺産があります。ミケランジェロやダ・ヴィンチをはじめとする歴史的な傑作の鑑賞、魅力ある食文化やショッピングなど楽しみの多い国です。首都ローマは、コロッセオやパンテオンなど帝国時代の建造物が多く、水の都市ヴェネツィアではゴンドラ・クルーズが有名です。フィレンツェのダビデ像やドゥオーモ大聖堂も根強い人気があり、都市ごとに様々な見どころがあります。「世界で最も美しい」と称される海岸線には450以上の島々があり、世界有数のぶどう園やワイナリーがある事でも知られます。夏は高温で乾燥し冬には温暖で湿潤となる地中海性気候のため、ぶどうの他にもレモンやオレンジ、オリーブの栽培が盛んです。
日本からは直行便で約12時間、通貨はEU単一通貨ユーロ(€)が使われます。時差は8時間で日本が正午の場合イタリアは午前4時、3月から10月はサマータイムが導入され時差は7時間です。