リトアニア渡航のETIAS(エティアス)申請と出入国に関する最新情報

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リトアニア渡航のETIAS(エティアス)申請と出入国に関する最新情報

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目次

リトアニア渡航のためのETIAS(エティアス)について

リトアニアへ渡航する際に必要となるETIAS(エティアス)は、2025年の導入が予定される電子渡航認証です。導入後はシェンゲン協定加盟国へ渡航する際にETIAS(エティアス)の事前申請が求められます。イギリスとアイルランドはシェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の適用外のため申請は必要ありません。なお、ETIAS(エティアス)申請対象国はシェンゲン協定加盟国の追加に伴い変更となる場合があります。2025年より加盟が予定されるキプロスに渡航する際も、ETIAS(エティアス)申請が必須となる見通しです。
ETIAS(エティアス)の有効期間は3年で、期間内は観光や短期ビジネスを目的に複数回の渡航が認められます。パスポートの有効期限が3年未満の場合は、有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となるためご注意ください。また、ETIAS(エティアス)では一度の渡航につき91日以上の滞在は認められません。リトアニアで91日以上の滞在を希望する方は、ビザの取得をご検討ください。

リトアニア渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類

ETIAS(エティアス)の申請には、ICチップ搭載のパスポート、クレジットカード、メールアドレスが必要です。パスポートは滞在期間に加えて3か月以上の残存有効期間があるものをご用意ください。渡航前にパスポートの有効期限を確認しておき、期限日が近い場合は更新が必要となります。
審査で渡航認証が承認された場合は、ETIAS(エティアス)とパスポートを入国審査の際に提示することでリトアニアへ入国できます。なお、申請後の登録情報はパスポートと紐づけられるため、有効期限が切れた場合もETIAS(エティアス)を別のパスポートに移動させることはできません。

リトアニア渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ

ETIAS(エティアス)申請はオンラインでの手続きとなります。申請する際は期限が有効なパスポートとクレジットカードを用意し、専用フォームへ必要事項を入力してください。支払いに使用するクレジットカードは申請者ご本人の名義でなくても審査に影響はありません。
入力が求められる主な項目は渡航者の氏名や生年月日、連絡先、パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限日)、就労先や在学先の情報、最初に入国するシェンゲン協定加盟国などが予定されています。全て英語(ローマ字)で入力する必要があるため、タイプミスなどにご注意ください。また、申請する際は入国の適格性を判断する質問(過去の犯罪歴や渡航歴、オーバーステイの有無、伝染病や重大な疾患の有無など)への回答も必要となる見込みです。
ETIAS(エティアス)の申請後、結果はEメールで通知されます。申請から結果通知までに最大30日かかる場合がありますので、渡航が決定した段階での申請をお勧めします。詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。

政府公式および大使館サイト

  • リトアニア政府公式サイトはこちら

  • 在リトアニア日本国大使館
    所在地:M. K. Ciurlionio 82 b, 03100, Vilnius, Lithuania
    電話番号:(370) 5231-0462
    公式ウェブサイト:在リトアニア日本国大使館

現在の渡航状況

日本からリトアニアへの渡航について

感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません

リトアニア政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的として、2020年3月より同国民とその家族、滞在許可を有する方を除き、外国籍渡航者の入国を禁止しました。入国制限は段階的に緩和され、日本からの渡航は2021年6月に一時再開されましたが、欧州連合(EU)による域外からの渡航制限勧告に基づき再び禁止となりました。その後、新型コロナウイルスワクチンの普及を鑑みて、ワクチン接種を条件とする新たな入国要件を施行。有効なワクチン接種証明書を提示することで、観光を目的とした渡航が可能となりました。ワクチン未接種者は引き続き入国制限の対象でしたが、2022年4月1日より陰性証明書を提示することで同様に入国が認められました。さらに、政府は5月1日に新型コロナウイルスに関する入国制限を全て撤廃。現在は、乗客到着フォーム(Keleiviams NVSC)のオンライン登録やワクチン接種証明書等の提示をせずに渡航が認められています。
入国に関する措置は感染状況により変更となる場合があります。渡航する際はリトアニア国立社会保健センターのサイトより最新情報をご確認ください。

なお、国内の宿泊施設や飲食店、レジャー施設における接種証明書の提示義務は2022年2月4日を以って撤廃となりました。ただし、入院病棟への訪問時はマスク着用が義務付けられ、公共交通機関や社会的距離の保持ができない場所では着用が推奨されます。
リトアニア国内で施行中の措置の詳細はリトアニア公式観光ポータルサイトをご確認ください。

日本からの入国について(2022年5月10日更新)

新型コロナウイルスの感染防止を目的とした入国制限は2022年5月1日に全て撤廃されました。ワクチン接種や感染歴の有無を問わず入国が認められ、乗客到着フォームの事前登録や入国後の検査も不要です。ただし、新型コロナウイルスの症状がある場合は渡航の中止を推奨しています。
なお、他国で乗り継ぎリトアニアへ向かう方は乗り継ぎ国よりワクチン接種証明書等の提示が求められる場合があります。当該の方は事前に航空会社や乗り継ぎ国の大使館へご確認ください。

リトアニアから日本への渡航について

新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。リトアニアを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳しくは「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。

リトアニアの観光情報

リトアニアはバルト三国の最南端に位置し、歴史的建造物と豊かな自然が調和する魅力溢れる国です。首都ビリニュスの旧市街はバロック建築の宝庫としてユネスコ文化遺産に登録され、その規模はバルト最大級に及びます。特に、リトアニアに唯一残る後期ゴシック様式の“聖アンナ教会(Church of St Anne)”は必見。ビリニュスから約30キロメートルの場所に位置する“トラカイ”は、14世紀に建てられた水上城塞で有名な街です。カルヴェ湖の小島に建つ赤レンガの古城“トラカイ島城(Trakai Island Castle)”は、博物館としての役割も担っており、中世の雰囲気を現在まで伝え続けています。また、少数民族カラメイ人の歴史と文化が残る地域として知られ、彼らの伝統料理“キビナイ”を味わえます。
第二の都市カウナスは中世の城塞と近代建築が調和する街並みが特徴で、2022年には「欧州文化都市」に選ばれました。“カウナス城(Kaunas Castle)”や“ヴィータウタス大公戦争博物館(Vytautas the Great War Museum)”など、芸術的な建築群が魅力です。自然も豊かで、“アウクシュタイティヤ国立公園(Aukstaitijos National Park)”には湖と森が広がっています。日本からリトアニアまでの直行便はなく、ヨーロッパの主要都市を経由して約15~16時間かかります。四季がはっきりしており夏は比較的涼しく過ごしやすいため、夏から秋が観光のベストシーズンです。

リトアニアの医療情報

リトアニアの医療水準は世界的に高い方ですが、多くの施設では医療機器が整備されていません。そのため精密検査や高度な治療が必要な場合は、西ヨーロッパや日本へ移送される可能性が高いです。また、移送費を含む医療費が高額なため、渡航前の海外旅行保険への加入を強く推奨しています。
リトアニアの公立の医療施設では、リトアニア語またはロシア語が使用されています。受診する際にこれらの言語での会話に不安がある方は、通訳と同行するか英語が通じるプライベートクリニックに受診しましょう。
リトアニアで救急車を呼ぶ場合は、「112」番に電話をかけてください。ただし、ビリニュス市内やリトアニア国外など電話をかける場所によっては、市外局番が必要となるため予め確認しておきましょう。

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