目次
- ノルウェー渡航のためのETIAS(エティアス)について
- ノルウェー渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
- ノルウェー渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
- 政府公式および大使館サイト
- 現在の渡航状況
- 入国に関する最新情報
- ノルウェーの観光情報
ノルウェー渡航のためのETIAS(エティアス)について
2025年の導入を予定しているETIAS(エティアス)は、ノルウェーを含むシェンゲン協定加盟国へ渡航する際に必要となる電子渡航認証です。対象国はシェンゲン協定加盟国の追加に伴い、2025年より加盟が予定されているキプロスへ渡航する際もETIAS(エティアス)申請が必要となる見通しです。イギリスとアイルランドはシェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の適用外となるため、申請は必要ありません。
ETIAS(エティアス)の有効期限は取得日より3年間またはパスポートの有効期限日までとなります。3年以内にパスポートが失効する場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
なお、ETIAS(エティアス)を利用しての渡航は最大90日の滞在が認められますが、90日以上の滞在を希望する方は「滞在許可」の申請が必須です。滞在許可に関する詳細は「ノルウェーのビザ申請方法」をご確認ください。
ノルウェー渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
ETIAS(エティアス)の申請する際は、クレジットカードとICチップ搭載のパスポートをご用意ください。パスポートは入国してから3か月~6か月以上の残存有効期間があるものが推奨されています。また、クレジットカードはご本人様名義のものでなくても審査には影響ありません。
そのほかに、審査結果や申請番号を受信するためにメールアドレスも必要となります。Gmailなどのフリーメールアドレスの登録も可能ですが、通知が迷惑メールフォルダに受信される場合があるためご注意ください。
ノルウェー渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
ETIAS(エティアス)の申請手続きはオンラインのみとなります。申請する際は期限が有効なパスポートを用意し、専用のオンラインフォームへ氏名、生年月日、現住所、連絡先などの申請者情報、パスポート情報、就労先や在学先の入力が必要です。また、過去の犯罪歴や渡航歴、オーバーステイの有無、伝染病や疾患の有無など入国の適格性に関する質問への回答も予定されています。全て英語(ローマ字)での入力が求められるため、タイプミスや入力漏れにご注意ください。
入力後は申請料の支払い画面に遷移し、クレジットカードでの決済が求められます。なお、審査結果の通知には最大30日ほどかかる場合があるため、ETIAS(エティアス)導入後は渡航が決まった段階での申請をお勧めします。
申請方法に関する詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。
政府公式および大使館サイト
- ノルウェー政府公式サイトはこちら
- 在日ノルウェー大使館
所在地:東京都港区芝公園3-4-30 32芝公園ビル9階
電話番号:(03) 5422-1200
公式ウェブサイト:在日ノルウェー大使館
- 在ノルウェー日本国大使館
所在地:Haakon VIIs gate 9, 0161 Oslo
電話番号:(47) 2201-2900
公式ウェブサイト:在ノルウェー日本国大使館
- ノルウェー政府観光局はこちら
現在の渡航状況
日本からノルウェーへの渡航について
感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません
ノルウェー政府は新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020年3月16日より外国籍渡航者の入国を禁止する措置を導入しました。入国制限は段階的に緩和されビジネスや留学、家族の訪問などを目的とした入国を認めていましたが、英国などで確認された変異ウイルスの対応として2021年1月29日より再び規制を強化。ノルウェーに居住する方を除き、外国籍の渡航者は原則として入国禁止となりました。同年11月、政府はワクチン接種証明書等の提示を条件とする新たな入国制限を施行。新たな変異ウイルス「オミクロン株」を鑑み一時検疫措置を強化しましたが、2022年1月26日を以って入国後の自己隔離措置を撤廃しました。ただし、ワクチン未接種者は引き続き10日間の自己隔離が必須となります。同年2月12日、政府はマスク着用義務など新型コロナウイルスに関する措置の大半を撤廃。入国時の旅行登録や陰性証明書等の提示が不要となりました。
ノルウェーではマスク着用やワクチン接種証明書の提示をせずに公共交通機関や屋内施設の利用が認められます。ただし、新型コロナウイルスの症状がある方や感染リスクが高い方と接触する際はマスク着用が推奨されます。
新型コロナウイルスに関する措置の詳細はノルウェー公衆衛生研究所「Coronavirus disease – advice and information」をご確認ください。
入国時の検疫措置について(2022年3月7日更新)
2022年2月12日を以って、入国時の検疫措置に関する要件が撤廃されました。現在、旅行登録フォームのオンライン登録や陰性証明書等の提示は不要となり、入国に関する制限はありません。
また、スバールバル諸島へ渡航する際に義務付けられていた検疫措置も3月2日より全て撤廃されました。
入国に関する措置は予告なく変更となる場合があります。最新情報はノルウェー政府の情報ページをご確認ください。
ノルウェーから日本への渡航について
新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。ノルウェーを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳しくは「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。
ノルウェーのビザ申請情報
留学や就労などを目的に91日以上の滞在を希望する方は、ビザではなく滞在許可の取得が必要です。
オンラインで申請後、ノルウェービザ申請センターにて必要書類の提出と生体認証の登録が求められます。
ノルウェーのビザ申請方法に関する詳細は「ノルウェーのビザ申請方法」をご確認ください。
入国に関する最新情報
新型コロナウイルスに関する制限措置を撤廃
ノルウェー政府は新型コロナウイルスワクチンの普及を鑑み、現在施行している新型コロナウイルスの防疫を目的とした制限措置の大半を撤廃しました。2022年2月12日より、社会的距離の保持やマスク着用が不要となります。
2022年2月12日より施行された措置の概要は以下の通りです。
- 1メートル以上の社会的距離の保持義務を撤廃
- マスク着用義務を撤廃
- 新型コロナウイルス陽性者と接触した場合の隔離義務を撤廃。症状がある成人に限り、4日間の自己隔離を推奨
- 新型コロナウイルスの症状がない方は検査不要
- 未成年者は症状がある場合も検査不要
- 新型コロナウイルスの症状がある未成年者は、発熱が治まってから24時間後より通園・通学を許可
- 入国時の旅行登録や陰性証明書等の提示義務を撤廃
- スバールバル諸島への渡航者は引き続き陰性証明書の提示と到着後の検査を義務付け
ノルウェーでは飲食店やイベント、テレワークに関する制限措置も撤廃され、コロナ禍以前の生活に戻りつつあります。一方で、保健当局は新たな変異ウイルスの発生に対し警戒を表明し、状況により制限措置の再導入を示唆しています。市民に対し、咳エチケットや定期的な手洗いなど基本的な衛生措置の実施を呼びかけました。
詳しくはノルウェー政府「Smitteverntiltakene oppheves lordag 12. februar」をご確認ください。
ノルウェーの観光情報
ノルウェーは北部がロシアとフィンランド、東部はスウェーデン、西部はノルウェー湾に隣接する南北に細長い地形が特徴です。国土の大部分が山脈の斜面にあり、氷河の浸食によって作り出された入り江フィヨルドが世界遺産に登録されています。国の北半分が北極圏のため夏の白夜、冬はオーロラ鑑賞が楽しめるほか、オリンピック開催地リレハンメルでのスキーや釣り、ハイキング、フィヨルド・クルーズなどアクティビティも豊富です。
首都オスロでは毎年ノーベル平和賞の授賞式が行われ、会場となる市庁舎や美術館のようなノーベル平和センターは必見。ノルウェー王宮、オスロ国立美術館やカラフルな木造倉庫が並ぶ旧市街ブリッゲンも人気があります。
時差は8時間で日本が正午の場合は午後4時、サマータイム時は7時間。四季があり季節ごとの楽しみがありますが、日照時間の長い6月から8月白夜の時期がベストシーズンです。冬至前後は一日中太陽が昇らないポーラーナイト(極夜)現象により、日中でもオーロラが見られるでしょう。面積は日本とほぼ同じ約38.6万km2、人口約525万人(2022年時点)で、公用語はノルウェー語ですが英語も通じます。
イギリスのシンクタンク“レガタム研究所”が毎年発表する“世界繁栄指数ランキング”では、2023年に3位を獲得しました。