目次
- スペイン渡航のための ETIAS (エティアス)について
- スペイン渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
- スペイン渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
- 政府公式および大使館サイト
- 現在の渡航状況
- 入国に関する最新情報
- スペインの観光情報
スペイン渡航のためのETIAS(エティアス)について
スペインへ渡航する際に必要となる電子渡航認証ETIAS(エティアス)は、2025年の導入が予定されています。導入後はスペインを含むシェンゲン協定加盟国29か国へ渡航する際に申請が必要です。なお、シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請の対象国は変更となる場合があります。2024年3月31日よりブルガリア、ルーマニアの加盟が予定されており、ETIAS(エティアス)導入後は渡航の際に申請が必要となる見込みです。シェンゲン協定における「国境撤廃制度」の対象外となるイギリスとアイルランドは、ETIAS(エティアス)申請が不要となることが予想されます。
また、ETIAS(エティアス)の有効期間は3年間となり、期間内は90日以内の観光や短期商用を目的とした複数回の渡航が認められます。パスポートの有効期限が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
スペインで91日以上の滞在を希望する方はETIAS(エティアス)申請の対象外となり、留学や就労など目的に合わせたビザの取得が必要です。ビザ申請に関する詳細は「スペインのビザ申請方法」をご確認ください。
スペイン渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類
ETIAS(エティアス)を申請する際はまずクレジットカード、メールアドレス、期限が有効なパスポートを準備しましょう。パスポートは入国日を含めて3か月以上から6か月の残存有効期間があるものを用意してください。申請ではさまざまな質問事項を回答後に、クレジットカードで手数料を決済し完了となります。承認後は、申請時に登録されたメールにETIAS(エティアス)が届きます。空港に到着後、メールに届いたETIAS(エティアス)とパスポートを入国審査で提示することでスペインへの入国が可能です。
スペイン渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ
ETIAS(エティアス)の申請はオンラインでの手続きとなります。申請の際は期限が有効なパスポートとクレジットカードをご用意ください。クレジットカードはETIAS(エティアス)申請者の名義でなくても構いません。申請時に入力する主な項目は以下の通りです。
- 氏名、性別、生年月日
- パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限)
- 現住所、国籍、出生地
- メールアドレス、電話番号
- 最初に入国を予定している国
- 現在の就労先、在学先に関する情報
入国の適格性を判断するため、上記の項目に加え過去の犯罪歴、渡航歴、伝染病や疾患に関する質問への回答も予定されます。 なお、必要事項は全て英語(ローマ字)での入力となるため、スペルミス等にご注意ください。ETIAS(エティアス)の審査結果は申請当日に通知される見込みですが、最大30日ほどかかる場合もありますので早めの申請を推奨します。ETIAS(エティアス)申請に関する詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。
政府公式および大使館サイト
- スペイン政府公式サイトはこちら
- 在日スペイン大使館
所在地:東京都港区六本木1-3-29
電話番号:(03) 3583-8531
公式ウェブサイト:在日スペイン大使館
- 在スペイン日本国大使館
所在地:Calle Serrano 109,Chamartín,28006 Madrid
電話番号:(34) 91-590-7600
公式ウェブサイト:在スペイン日本国大使館
- スペイン政府観光局はこちら
現在の渡航状況
日本からスペインへの渡航について
感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません
2022年10月21日、スペイン政府は新型コロナウイルスに関する入国制限を2年7か月振りに全て撤廃。日本などEU/シェンゲン域外からの渡航者を含め、ワクチン接種証明書、回復証明書、陰性証明書の提示をせずに入国が認められます。
2023年2月8日、公共交通機関でのマスク着用義務は解除されました。なお、医療機関等では、引き続き6歳以上の方のマスク着用が義務付けられています。
州ごとに定める措置の詳細はスペイン各州における規制状況をご確認ください。
スペインを含む欧州諸国は新型コロナウイルスの感染防止を目的として2020年3月より入国制限を導入しましたが、ワクチンの普及と感染の落ち着きにより順次撤廃。大半の国がワクチン接種の有無を問わずEU/シェンゲン域外からの渡航を認める中、スペインは各証明書の提示を求めていました。
日本からの入国について
2021年10月21日、新型コロナウイルスに関する入国制限は撤廃されました。現在はコロナ禍以前と同様の要件が適用され、観光や短期商用など90日以内の滞在ではパスポートのみで入国が認められます。
入国に関する措置は感染状況により予告なく変更となる場合があります。渡航する際はスペイン政府のウェブサイトより最新情報をご確認ください。
スペインから日本への渡航について
新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。スペインを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳しくは「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。
スペインのビザ申請情報
ワーキングホリデー、留学、就労などを目的として91日以上の長期滞在を希望する方はビザの取得が必要です。
渡航目的に応じたビザを選択し、渡航前にスペイン大使館にて申請を行ってください。
スペインのビザ申請方法に関する詳細は「スペインのビザ申請方法」をご確認ください。
入国に関する最新情報
新型コロナウイルスに関する入国制限を全て撤廃 2022年10月21日より欧州域外からの渡航者もワクチン接種証明書が不要に
スペイン当局は現地時間20日、EU/シェンゲン域外から訪れる渡航者に義務付けていたワクチン接種証明書等の提示義務を翌21日に撤廃すると発表。当措置により新型コロナウイルスに関する渡航制限は全て終了し、コロナ禍以前の要件で入国が可能となりました。日本からの渡航者は観光や短期商用など90日以内の滞在に限り、2年7か月振りにパスポートのみで入国が認められます。
スペインの保健当局は当措置について、「世界的な感染状況とワクチン接種状況を総合的に鑑みて判断しました。パンデミック以前と同様に、人の往来が活発化することを期待しています」とコメント。欧州では6月にイタリアとドイツ、7月にポルトガル、8月にフランスが入国制限を撤廃し、スペインはワクチン接種の要件を維持する最後の国でした。
なお、スペインでは10月20日時点で103,064,170回分のワクチンが投与され、18歳以上における接種率は2回目86.0%、3回目では66.3%となります。
スペインの観光情報
ヨーロッパのイベリア半島に位置するスペインは、17の自治州で構成された多様な文化を有します。フェリペ2世時代には世界各地に植民地を保持していたため、“太陽の沈まぬ国”と呼ばれました。首都マドリードにはマドリード王宮やヨーロッパの巨匠たちの作品を収めるプラド美術館があり、首都バルセロナにはサグラダファミリア教会をはじめアントニ・ガウディのモダニズム建築が多く残ります。また、スペインのエンターテインメントといえばフラメンコや闘牛ですが、サンホセの火祭りやパンプローナの牛追い祭りも一見の価値があります。
年間を通して晴れの日が多く湿度が低いため、さわやかな過ごしやすい気候です。沿岸部でのマリンレジャー、冬は山岳部でウインタースポーツが楽しめるほか、FCバルセロナやレアルマドリードが活躍するサッカーも盛んです。
オリーブオイルをふんだんに使う料理や、パエリア、ガスパチョなどの定番料理は日本でも人気があります。時差は8時間で日本が正午の場合スペインは午前4時。サマータイムを導入しているため3月から10月は時差7時間。日本からのアクセスは、首都マドリード行きの直行便なら約14時間、アムステルダム、モスクワなどヨーロッパ主要空港での乗継便で約16~17時間です。