スイス渡航のETIAS(エティアス)申請とビザの有無・出入国に関する最新情報

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スイス渡航のETIAS(エティアス)申請とビザの有無・出入国に関する最新情報

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目次

スイス渡航のためのETIAS(エティアス)について

スイスへ渡航する際に必要となる電子渡航認ETIAS(エティアス)は、2025年の導入が予定されています。導入後はスイスを含むシェンゲン協定加盟国へ渡航する際に申請が必要となります。シェンゲン協定における「国境撤廃制度」の対象外となるイギリスとアイルランドは、ETIAS(エティアス)申請が不要となる見込みです。なお、シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請対象国は変更となる場合があります。2024年3月31日よりブルガリア、ルーマニアの加盟が予定されており、ETIAS(エティアス)導入後は当該国へ渡航する際も申請が必要となる見通しです。
ETIAS(エティアス)の有効期間は3年間となり、期間内は90日以内の滞在に限り観光や短期商用を目的とした複数回の渡航が認められます。ただし、パスポートの有効期限が3年未満の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
留学や就労などを目的にスイスで91日以上の滞在を希望する場合は、「滞在許可」の取得が必要です。渡航前に「滞在許可発行確約書」または「入国許可発行確約書」を取得し、現地で滞在許可の申請が求められます。滞在許可に関する詳細は「スイスのビザ申請方法」をご確認ください。

スイス渡航のETIAS(エティアス)申請の必要書類

ETIAS(エティアス)を申請する際、国籍や有効期限、パスポート番号などの情報を入力する必要があります。そのため、予め期限が有効なパスポートを用意しておきましょう。パスポートは、滞在日数を含めて3か月~6か月以上の残存有効期間があるものが推奨されています。また、申請料の決済に使用するクレジットカードも忘れずに準備してください。そのほかに、審査結果を受信できるメールアドレスも必要です。承認後は、ETIAS(エティアス)のシステム上でパスポート情報が管理されます。

スイス渡航のETIAS(エティアス)申請の流れ

ETIAS(エティアス)はオンラインでの手続きとなります。申請の際は、期限が有効なパスポートと申請料の決済に使用するクレジットカードをご用意ください。クレジットカードは申請者ご本人名義でなくても構いません。
ETAIS(エティアス)は申請フォームに全て英語(ローマ字)で入力する必要があります。主な項目は以下の通りです。

  • 氏名、性別、生年月日
  • パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限)
  • 現住所、国籍、出生地
  • メールアドレス、電話番号
  • 最初に入国を予定している国
  • 現在の就労先または在学先に関する情報

また、上記に加えて渡航歴や過去の犯罪歴、現在の健康状態などの質問に回答する必要があります。
ETIAS(エティアス)は申請から審査結果の通知までに最大30日ほどかかる場合がありますので、渡航が決まった段階での申請を推奨します。
申請方法に関する詳細は「ETIAS(エティアス)の申請方法」をご確認ください。

政府公式および大使館サイト

  • スイス連邦政府公式サイトはこちら

  • 在日スイス大使館
    所在地:東京都港区南麻布5-9-12
    電話番号:(03) 5449-8400
    公式ウェブサイト:在日スイス大使館

  • 在スイス日本国大使館
    所在地:Engestrasse 53, 3012 Berne, Switzerland
    電話番号:03-1300-2222
    公式ウェブサイト:在スイス日本国大使館

現在の渡航状況

日本からスイスへの渡航について

感染症の危険度を示す渡航レベルの指定はありません

スイス政府は2020年6月より欧州域内の入国制限を解除し、EU加盟国、EFTA加盟国、英国からの入国を許可。同年7月より日本を含む欧州域外の一部の国を対象に入国を認めました。入国を認める対象国のリストは当該国の感染状況により定期的に更新され、現在は韓国など一部の国と地域からの渡航者を対象に入国を認めています。入国制限はワクチンの普及や変異ウイルスの発生により緩和と強化を繰り返しましたが、感染状況の落ち着きを鑑みて2022年2月17日より大幅に緩和。電子入国フォーム(Swiss PLF)の事前登録や入国後の検査など全ての検疫措置を撤廃しました。さらに、5月2日には新型コロナウイルスに関する入国制限を全て撤廃。日本からの観光を目的とした入国はワクチン接種完了が条件となっていましたが、同日よりワクチン未接種の方も認められました。
なお、日本とスイスは査証免除取り決めを締結しています。滞在期間に関わらずビザを取得せずに渡航が認められますが、2025年に導入が予定されているETIAS(エティアス)施行後は、90日以内の滞在を行う際にETIAS(エティアス)の事前申請が必要となります。91日以上の滞在を予定している場合は「滞在許可」が必要となるため、日本出発前に「滞在許可発行確約書」または「入国許可発行確約書」の取得が求められます。ETIAS(エティアス)に関する詳細は「ETIAS(エティアス)申請とは」をご確認ください。

現在、新型コロナウイルスの防疫を目的に国内で施行していた制限措置も撤廃されています。飲食店でのワクチン接種証明書の提示や公共交通機関等でのマスク着用は不要です。ただし、スイスにある日本国大使館および領事事務所ではマスク着用が求められます。また、州により独自の制限措置を施行している場合があります。滞在先で施行している制限措置を事前にご確認ください。

日本からの入国について

新型コロナウイルスの感染防止を目的とした入国制限は2022年5月2日に全て撤廃されました。ワクチン接種や感染歴の有無を問わず入国が認められ、ワクチン接種証明書の提示や入国時の検査なども不要です。
詳細はスイス保健庁公式サイトをご確認ください。
なお、他国で乗り継ぎスイスへ向かう方は乗り継ぎ国よりワクチン接種証明書等の提示が求められる場合があります。また、スイスで乗り継ぎ他のシェンゲン協定加盟国へ向かう場合は、最終目的地の国で施行している入国制限が適用されます。当該の方は、事前に航空会社や乗り継ぎ国(または最終目的地の国)の大使館へご確認ください。

スイスから日本への渡航について

新型コロナウイルスの防疫を目的とした水際対策措置は、2023年4月29日を以て撤廃されました。スイスを含む全ての国・地域から日本へ入国する渡航者は質問票の登録や陰性証明書の提示は必要ありません。
詳しくは「ヨーロッパから日本へ入国する方へ」をご確認ください。

スイスのビザ申請情報

日本国籍の方がスイスへ訪れる場合、滞在期間に関わらずビザの取得は不要です。ただし、留学や就労などを目的に91日以上の長期滞在を希望する方は、渡航前に「滞在許可発行確約書」または「入国許可発行確約書」を取得する必要があります。
スイスのビザ申請方法に関する詳細は「スイスのビザ申請方法」をご確認ください。

入国に関する最新情報

新型コロナウイルスに関する制限措置を撤廃

スイス連邦政府は新型コロナウイルスに関連する制限措置の撤廃を発表。2022年4月1日より、公共交通機関等でのマスク着用や、新型コロナウイルス陽性者に義務付けていた自己隔離は不要となりました。また、感染経路の追跡と接触者への通知を目的としたアプリ「SwissCovid-App」の運用も停止されました。
ただし、日本から観光などの短期滞在を目的として入国する際は、引き続きワクチン接種証明書が必須となります。また、感染状況により各州政府が独自の感染防止策を施行する場合があります。スイスへ渡航する際は滞在先の州で施行中の措置を事前にご確認ください。
当措置の詳細はスイス連邦政府「Coronavirus: Rückkehr in die normale Lage und Planung der Übergangsphase bis Frühling 2023」をご確認ください。

スイスの観光情報

西ヨーロッパの国々に囲まれたスイスは、多くの湖とアルプスの高峰を擁する山岳地帯に覆われています。フランスドイツをはじめとする5か国と国境を接する多民族国家で、ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語の公用語を持ちます。
名峰“マッターホルン”や“ユングフラウ”での登山やハイキングのほか、ユングフラウ鉄道など山岳鉄道の車窓からも雄大な自然が満喫できるでしょう。都市部では首都ベルンの時計塔ツィットグロッゲや、古都ルツェルンカペル橋など歴史的建造物が数多くあります。
また、スイスワインはほとんどが国内消費され国外に出回らないため、郷土料理と共にアルプスが一望できるレストランで味わうのはいかがでしょう。日本からスイスへは直行便で約14時間、乗り換え便は経由地により18時間からとなります。北海道と同程度の気候ですが、高低差があるため標高により異なります。昼夜の気温差も大きいため体温調節が可能な服装を用意しましょう。時差は8時間で、日本が正午の場合スイスは午前4時。3月下旬から10月下旬はサマータイムが適用され7時間となります。米国の雑誌“USニューズ&ワールド・レポート”による「世界最高の国ランキング」では、2017年から4年連続1位を獲得しました。

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